わきの下または鎖骨にしこりがある
という症状の原因と、関連する病気をAIで無料チェック
更新日:2023/10/03
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わきの下または鎖骨にしこりがあるという症状について「ユビー」でわかること
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「わきの下または鎖骨にしこりがある」はどんな症状ですか?
わきの下または鎖骨にしこりがあるとは
「わきの下または鎖骨にしこりがある」に関連する主の病気には、乳がん、非ホジキンリンパ腫、悪性リンパ腫などがあります。
「わきの下または鎖骨にしこりがある」に関連する症状はありますか?
「わきの下または鎖骨にしこりがある」のQ&A
- A.
動く場合も動かない場合もあります。
解説脇の下のしこりは、動く場合も、動かない場合もあります。どちらが正常なしこりということはなく、原因によって異なります。
主な原因としては、以下のようなものが考えられます。感染症
感染症に伴いリンパ節が腫れている場合には、可動性が保たれていることが多いでしょう。
脂肪腫
代表的な良性のしこりであり、痛みなどもなく可動性も保たれていることが一般的です。
一方で、乳がんの転移などの場合には、徐々に動きが悪くなることが多いでしょう。また、粉瘤などで炎症が強い場合にも、強い痛みや発赤を伴い動きが悪くなります。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るガイドライン.患者さんのための乳癌診療ガイドライン2019年版,https://jbcs.xsrv.jp/guidline/p2019/guidline/(参照 2025-06-06)
Harry Kyriacou et al. Anatomy, Shoulder and Upper Limb, Axillary Lymph Nodes . StatPearls Publishing. 2023, , . - A.
乳がんの可能性もあります。
解説乳がんの可能性もありえます。脇の下のリンパ節に転移することで、しこりを形成します。乳がんに伴う脇の下のしこりの場合、主な特徴は以下の通りです。
痛みがないことが多い
特に初期の場合には痛みを伴わないことが一般的です。
非常に硬い
ゴムのような弾力のあるしこりではなく、硬いしこりとして触れることも特徴のひとつです。
片側性のことが多い
感染症などの場合には、両側にしこりが生じることが多いのですが、乳がんの場合には、左右どちらか一方のことが多いでしょう。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るガイドライン.患者さんのための乳癌診療ガイドライン2019年版,https://jbcs.xsrv.jp/guidline/p2019/guidline/(参照 2025-06-06)
Harry Kyriacou et al. Anatomy, Shoulder and Upper Limb, Axillary Lymph Nodes . StatPearls Publishing. 2023, , . - A.
男性にも見られることがあります。
解説脇の下のしこりは男性にも見られます。女性特有のものと考えられがちですが、リンパ節の腫れや粉瘤、脂肪腫といった良性のしこりは、性別に関わらず誰にでもできる可能性があります。
これらは感染症や皮膚のトラブル、体質などが原因となることがあります。また、頻度は非常に低いですが、男性でも乳がんが発生することがあり、その際に脇の下のリンパ節にしこりができることもあります。
したがって、男性であっても脇の下にしこりを見つけたら、放置せずに医療機関を受診し、医師の診察を受けることが大切です。原因を正確に診断してもらい、適切な対応をとるようにしましょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るガイドライン.患者さんのための乳癌診療ガイドライン2019年版,https://jbcs.xsrv.jp/guidline/p2019/guidline/(参照 2025-06-06)
Harry Kyriacou et al. Anatomy, Shoulder and Upper Limb, Axillary Lymph Nodes . StatPearls Publishing. 2023, , . - A.
痛くない場合でも安心できません。
解説痛くない場合でも、安心することはできません。例えば、乳がんや悪性リンパ腫などの悪性腫瘍に伴う脇の下のしこりでは、特に初期の間は痛みを伴わないことが知られています。
もちろん、脂肪腫などの良性のしこりもあるため、一概に不安になる必要もありませんが、安心してよいということはできません。
しこりの自覚以外に症状がない場合には、緊急性は乏しいと考えられますが、一度内科や乳腺外科などを受診して精査しておくと安心でしょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るガイドライン.患者さんのための乳癌診療ガイドライン2019年版,https://jbcs.xsrv.jp/guidline/p2019/guidline/(参照 2025-06-06)
Harry Kyriacou et al. Anatomy, Shoulder and Upper Limb, Axillary Lymph Nodes . StatPearls Publishing. 2023, , . - A.
リンパ節炎や粉瘤などによる炎症が考えやすいでしょう。
解説脇の下のしこりが痛い場合には、細菌感染などで炎症が起きていることが考えられます。具体的な代表疾患としては、以下のようなものが考えられます。
リンパ節炎
ウイルス感染や細菌感染などに伴うリンパ節炎は痛みを伴うことが多いでしょう。
粉瘤など
粉瘤などの皮膚や皮下の炎症を伴う腫瘤の場合は、強い痛みを伴うことが多いとされています。
周囲の発赤などが強い場合には、これらの疾患を考えます。一方で、悪性リンパ腫や乳がんなどの悪性腫瘍に伴うしこりは痛みを伴わないことが多いです。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るガイドライン.患者さんのための乳癌診療ガイドライン2019年版,https://jbcs.xsrv.jp/guidline/p2019/guidline/(参照 2025-06-06)
Harry Kyriacou et al. Anatomy, Shoulder and Upper Limb, Axillary Lymph Nodes . StatPearls Publishing. 2023, , . - A.
解説欄をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
解説まず、鏡の前に立ち、腕を上げた状態と下ろした状態で、脇の下の見た目に変化がないか(ひきつれ、くぼみ、色の変化など)を確認します。
次に、片方の腕を上げ、反対側の手の指の腹を使って、脇の下全体を優しく、しかし少し圧をかけるようにして触ってみましょう。
「の」の字を描くように、あるいは上下左右に指を動かしながら、しこりや硬い部分、腫れがないかを丁寧に探します。左右の脇の下を比べて、違いがないかも確認するとよいでしょう。
もし、何か気になる変化や、普段と違う感じがしたら、自己判断せずに、早めに医療機関を受診することが大切です。セルフチェックは、あくまで早期発見のきっかけであり、診断は医師が行うものです。
また、症状検索エンジン「ユビー」で質問に沿って回答を進めるだけで、セルフチェックができます。ぜひご活用ください。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るガイドライン.患者さんのための乳癌診療ガイドライン2019年版,https://jbcs.xsrv.jp/guidline/p2019/guidline/(参照 2025-06-06)
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脇の下にコリコリとした周囲よりやや硬い塊を触れる状況です。
解説脇の下は通常柔らかく塊などはないのですが、コリコリとした塊が触れることがあります。このような場合に「脇の下にしこり」があると表現します。
しこりには小豆程度と比較的小さいものから、数cm程度と比較的大きなもの、ぷにぷにとして弾性があるものから、より硬いもの、可動性があるものから、動かないもの、痛みや痒み、発赤などを伴う場合など、さまざまな種類があります。
また、脇の下のしこり以外にも、発熱、全身の倦怠感などの全身症状が出現することもあります。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るガイドライン.患者さんのための乳癌診療ガイドライン2019年版,https://jbcs.xsrv.jp/guidline/p2019/guidline/(参照 2025-06-06)
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脇の下のしこりの原因によって大きく異なります。清潔に気をつけることなどで予防できる場合もあります。
解説まず、しこりの原因はさまざまで、リンパ節の腫れや、皮膚の下に袋ができて老廃物がたまる粉瘤(ふんりゅう)、あるいは脂肪のかたまりである脂肪腫(しぼうしゅ)などが考えられます。まれに乳がんなどの可能性もあります。
治療法は原因によって異なり、細菌感染によるものであれば抗菌薬が使われますし、粉瘤や脂肪腫であれば手術で取り除くこともあります。大切なのは自己判断せず、まずは医療機関を受診して原因を特定することです。
予防については、原因によっては難しいものもありますが、皮膚を清潔に保つことや、バランスの取れた食事、十分な睡眠、適度な運動を心がけることが一般的な予防につながるとと言えるでしょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るガイドライン.患者さんのための乳癌診療ガイドライン2019年版,https://jbcs.xsrv.jp/guidline/p2019/guidline/(参照 2025-06-06)
Harry Kyriacou et al. Anatomy, Shoulder and Upper Limb, Axillary Lymph Nodes . StatPearls Publishing. 2023, , . - A.
脇の下のしこり以外の症状の有無によっても異なりますが、女性であれば乳腺外科を受診してみるとよいでしょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る成人か小児か、脇の下のしこり以外の症状の有無など、状況によっても異なりますが、成人女性の場合には、まず第一に乳腺外科を受診してみるとよいでしょう。
一方で男性の方や、発熱や上気道症状などがある場合、脇の下以外にもリンパ節の腫れが気になる場合には、内科の受診がよいでしょう。
脂肪腫や粉瘤など、脇の下のしこりの原因となる病気には、皮膚科の病気もあるため、かかりつけの皮膚科がある場合には、皮膚科を受診してみてもよいかもしれません。 - A.
感染症や乳がんなど、さまざまな可能性が考えられます。
解説脇の下のしこりの原因はさまざまです。代表的な原因疾患は以下の通りです。
乳腺の病気
位置的にも乳腺は近いため、脇の下のしこりの原因になっている可能性があります。
成人の女性であれば、乳がんなどの乳腺の悪性腫瘍の可能性もあるため、まずは乳腺外科で相談するとよいでしょう。リンパ腫
脇の下にはリンパ節があるため、しこりの原因としてリンパ節の腫れの可能性があります。
そのため、頻度としては低いのですが、脇の下にしこりがある場合には、リンパ節が異常に腫大する悪性リンパ腫なども鑑別となります。感染症
EBウイルスなどのウイルス感染や、細菌感染などの全身の炎症に伴って、脇の下のリンパ節が腫れることがあります。
その他
脂肪の塊である脂肪腫や、老廃物などが溜まった粉瘤などの可能性もあります。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るガイドライン.患者さんのための乳癌診療ガイドライン2019年版,https://jbcs.xsrv.jp/guidline/p2019/guidline/(参照 2025-06-06)
Harry Kyriacou et al. Anatomy, Shoulder and Upper Limb, Axillary Lymph Nodes . StatPearls Publishing. 2023, , .
わきの下または鎖骨にしこりがあるという症状はどんな病気に関連しますか?
わきの下または鎖骨にしこりがあるという症状に関連する他の症状をチェック
わきの下または鎖骨にしこりがあるという症状について、医師からのよくある質問
- 鎖骨近くにしこりがあると感じますか?
- 体温は37.5℃以上ですか?
- 関節が痛みますか?
- 皮ふに何らかの異常がありますか?
- 最近やせてきていますか?
監修医師
診療科・専門領域
- 皮膚科