胸やけがするのはなぜ?熱いものが込み上げて来る感じの胸やけがする

監修医師吉岡 藍子消化器内科

更新日
2026/10/27
公開日
2021/01/18

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概要

胃酸が食道に逆流し、みぞおちから胸・のどにかけて焼けるような熱い感覚がこみ上げる症状です。逆流性食道炎・バレット食道などが原因となります。食後や就寝時に悪化しやすく、消化器内科を受診してください。

胃液逆流とは

「胃液逆流」とはどのような症状ですか?

胃酸が食道や口まで逆流して、胸やけや酸っぱいものが上がってくる感じがする症状です。

胃液は、胃酸を含む胃の内容物です。
胃液が、食道と胃の繋ぎ目を超えて逆流すると、胃酸に弱い食道粘膜や口の中の粘膜が荒れることがあります。頻度が高いと胸やけがしたり、酸っぱいものが上がってくる、喉がイガイガするなどの症状が現れたりします。

さらに詳しく:「胃液逆流」とはどのような症状ですか?監修医師吉岡 藍子新潟大学医歯学総合研究科 消化器内科分野 消化器科
もっと詳しく「胃液逆流」を知る

胃液逆流の原因

下部食道括約筋が緩む原因には何がありますか?

加齢や体型による変化や、食事内容や食事の仕方を含む食習慣が影響することがあります。

以下の要因で下部食道括約筋が緩みやすくなります。

  • 加齢によって筋力が低下する
  • 背中や腰が曲がる
  • 食べすぎたり、一気に食べたりする
  • 食べた後にすぐ横になる
  • 妊娠や肥満で腹圧が上昇する(食道裂孔ヘルニアにもなりやすい)
  • 脂肪分の高い食事を摂る(コレシストキニンという消化管ホルモンの作用)
さらに詳しく:下部食道括約筋が緩む原因には何がありますか?監修医師吉岡 藍子新潟大学医歯学総合研究科 消化器内科分野 消化器科

胃液逆流の原因や病気として、何が考えられますか?

食道と胃の繋ぎ目の筋肉である下部食道括約筋が緩むことや、食べ過ぎなどで胃の中の圧力が大きくなり胃液が押し上げられることが主な原因です。胃液(胃酸)の逆流で胸やけなどの症状が出る病気が、「胃食道逆流症(逆流性食道炎)」です。

以下のような状態で逆流が起こりやすくなります。

  • 加齢による筋力低下で、胃と食道の繋ぎ目の筋肉(下部食道括約筋)が緩む
  • 食道裂孔ヘルニアで胃の入り口が開きやすくなる
  • 肥満や妊娠によって腹圧が上昇する
  • 高脂肪食で刺激されるコレシストキニンという消化管ホルモンが括約筋を緩める
  • 一気にたくさん食べることで、胃が引き延ばされ括約筋が緩みやすくなる
  • ピロリ菌の除菌により、胃酸を出す力が回復して胃酸過多になる
  • 胃酸分泌を刺激するような食べ物(柑橘系などの酸味の強いものや香辛料などの刺激物、糖分の高いもの、アルコール、炭酸飲料、カフェインなど)を摂取する

下部食道括約筋が緩み胃液が逆流しているのを説明する図です

さらに詳しく:胃液逆流の原因や病気として、何が考えられますか?監修医師吉岡 藍子新潟大学医歯学総合研究科 消化器内科分野 消化器科
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受診の目安・何科を受診するべきか

胃液が逆流する場合、受診の目安はありますか?

数日経っても症状が消えなかったり、どんどん悪化したりするような場合は受診をおすすめします。

気になる症状があれば受診することが望ましいです。特に1年以内に内視鏡検査を行なっていない場合は、早めの検査をおすすめします。

さらに詳しく:胃液が逆流する場合、受診の目安はありますか?監修医師吉岡 藍子新潟大学医歯学総合研究科 消化器内科分野 消化器科

胃液が逆流する場合、何科を受診したらよいですか?

消化器内科を受診しましょう。

消化器内科を受診しましょう。
胃液の逆流をきたす代表的な病気は「胃食道逆流症(逆流性食道炎)」です。内視鏡検査で食道炎を認める場合は診断がつき、認めない場合でも、「非びらん性胃食道逆流症」といった診断がつくことがあります。長期に逆流症状が続くと食道が狭くなる、食道がんができるなどの合併症を引き起こす危険性もあります。適切な治療があるので、症状が辛い場合は受診しましょう。

さらに詳しく:胃液が逆流する場合、何科を受診したらよいですか?監修医師吉岡 藍子新潟大学医歯学総合研究科 消化器内科分野 消化器科
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胃液逆流について、医師からのよくある質問

医師からよくある質問はありますか?

「熱いものが込み上げて来る感じの胸やけがする」について医師からよくある質問の例として次のようなものがあります。

  • お腹の痛みがありますか?
  • 吐き気や嘔吐がありますか?
  • 食べ物を飲み込みにくいと感じますか?
  • 血を吐きましたか?

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この記事の監修医師

監修医師 吉岡 藍子

吉岡 藍子

消化器内科・内科

消化器内科医の吉岡藍子と申します。 これまで大学病院や市中病院、健診センターでの内視鏡業務などを通して、消化器領域を幅広く経験してまいりました。 診療の現場では、専門的な用語や複雑な病状の説明に、患者様が戸惑いや不安を感じる場面に何度も出会いました。医療機関で提供される膨大な情報を前に、混乱されてしまう方も少なくありません。そこで、ご自身の病気や体、そして健康について、一人でも多くの方が正しく理解できる環境を作りたいという想いから、ユビーの活動に参加させていただいております。皆様が正しい医学知識に普段から触れ、安心してご自身の健康と向き合えるよう、分かりやすい情報提供に努めてまいります。 【経歴】 新潟大学医学部卒。 新潟県内外の市中病院、大学病院で勤務。 新潟大学大学院医歯学総合研究科消化器内科学分野にて博士取得。 2022年からユビーに入社し、横浜市で健診内視鏡診療を兼務。

更新日
2026/10/27
公開日
2021/01/18