横紋筋融解症
監修医師五十嵐 健史内科
- 更新日
- 2026/10/27
- 公開日
- 2020/09/03
横紋筋融解症とは
筋細胞(横紋筋)が壊れることで筋細胞内の物質が血液中に大量に流出した状態です。ミオグロビンによって腎臓が傷害されたり、高カリウム血症を起こします。原因としては、外傷や薬剤性がありますが他の疾患の合併症として現れることもあります。
「横紋筋融解症」とはどのような病気ですか?
薬やけがなどによって、筋肉が分解される病気です。また、分解した成分によって腎臓が障害が起こります。
横紋筋融解症は、筋細胞が壊れてミオグロビンやクレアチンキナーゼ(CK)、電解質などの筋成分が血中に漏れる病気です。
外傷、激しい運動、薬剤反応が原因で発症し、筋肉痛、尿の変色(赤褐色尿)などが主な症状になります。
血中のミオグロビン濃度が高いと腎臓で処理しきれなくなり、腎障害を引き起こす可能性がありますので、点滴や水分補給をしながら腎機能のモニタリングすることが主な治療方針となります。
重症な腎障害をきたした場合には透析療法が必要になることもあり、入院での治療も必要になります。
横紋筋融解症の症状
横紋筋融解症には初期症状はありますか?
横紋筋融解症の治療・対処法
横紋筋融解症への対処法は?
大量輸液や血液浄化療法など専門的治療が必要になります。
受診の目安・何科を受診するべきか
横紋筋融解症の専門医がいる近くの病院はありますか?
横紋筋融解症の専門医がいる病院を見る横紋筋融解症に関連するその他の質問
横紋筋融解症の体験談またはどういったケースで発症するか教えてください。
発症するケースとしては、けがなどで長時間筋肉に負担がかかった場合や、薬の副作用で生じるような場合が多いです。
横紋筋融解症を発症するケースとしてが以下のようなものが挙げられます。
なお、抗生物質が原因の場合は投与初期の発症が多いのに対し、スタチン系の内服薬が原因の場合は服用開始から数週もしくは数ヶ月後の発症が多いとされています。
横紋筋融解症の病態について、わかりやすく教えてください。
骨格筋と呼ばれる筋肉の細胞が分解され、その成分が血液に流入してしまい、腎障害の原因となります。
横紋筋融解症は外傷や熱中症、薬剤などのさまざまな原因により筋肉(主に骨格筋)が障害され、クレアチンキナーゼ(CK)、ミオグロビン、電解質などといった筋細胞内の物質が血液内に放出される病気です。このうち、特にミオグロビンは血中に増えすぎた場合に細胞を傷つけるなどして腎障害を引き起こすことが知られています。
横紋筋融解症について、医師からのよくある質問
医師からよくある質問はありますか?
「横紋筋融解症」について医師からよくある質問の例として次のようなものがあります。
- 筋肉痛はありますか?
- 腕や足を握ると普段より痛く感じますか?
- 体温は37.5℃以上ですか?
- 手足に痛みがありますか?
- コレステロールを下げる薬を服用していますか?
横紋筋融解症に関連する病気・症状
この記事の監修医師
五十嵐 健史
内科・麻酔科
東京大学医学部卒。東京都健康長寿医療センターで初期研修を行い、2017年10月よりUbie株式会社に就職。Ubie株式会社では医学データの登録や修正のほか、製薬チームのサポートも行う。現在は内科医として勤務中。
- 更新日
- 2026/10/27
- 公開日
- 2020/09/03