食道裂孔ヘルニアは、がんになることがありますか?
食道裂孔ヘルニアが直接的にがんになることはありません。間接的には影響している可能性があります。
食道裂孔ヘルニアが直接がんになることはありません。食道裂孔ヘルニアとは、胃の一部が胸の側に飛び出ている状態です。食道裂孔ヘルニア自体は症状を引き起こすことは少なく、それによって誘発される逆流性食道炎によって胸やけなどの症状が出る場合があります。
また、直接がん化する病気ではありません。ただし、逆流性食道炎を介して間接的に食道癌と関連している可能性はあります。食道裂孔ヘルニアでは逆流性食道炎、バレット食道のリスクが高く、バレット食道からは、食道腺がんという種類のがんが発生することがあります。ただし、バレット食道の方は数多くいますが、その中から食道腺がんが実際に発生する確率はそれほど高くないため、定期的な検査を行っていればそれほど心配はありません。
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医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
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