敗血病で発熱と血圧低下が起こるのはなぜですか?
敗血症になると体の中でサイトカインという物質が作られ、その作用により発熱や血圧低下が起こります。
敗血症では、体が細菌などの感染に強く反応しすぎて、免疫の働きが全身に広がります。
このとき、体の中では「サイトカイン」という物質がたくさん作られます。このサイトカインの作用により、脳の体温調節中枢が刺激され、体温が上がります。
また、全身の血管が炎症の影響で広がったり(血管拡張)、血液が漏れ出しやすくなったりして、血液の流れが悪くなり、結果として血圧が下がります。
このように、敗血症では免疫反応が強くなりすぎることで、体温の上昇や血圧の低下といった全身的な症状が引き起こされます。
富士在宅診療所 一般内科
本間 雄貴 監修
(参考文献)
こちらの記事は参考になりましたか?
よろしければ、ご意見・ご感想をお寄せください。
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
敗血症
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
疾患について分かりやすくまとまっています
1
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
2
一問一答なので 読むのが簡単
3
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
初めての方へ
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ