敗血症の血液培養検査について教えてください。
体のどこに感染があり、どんな菌が原因かを知るために血液を採って調べるのが血液培養検査です。
敗血症などの感染症を治療するためには、まず体のどこに感染があり、どんな細菌やウイルスが原因かを知ることがとても大切です。そのために行うのが「血液培養検査」です。
この検査では、血液を採って、そこに菌がいるかどうかを調べます。検査結果から、どこが感染しているかの手がかりが得られることもありますし、その菌に効く薬(抗菌薬)を選ぶ参考にもなります。
ただし、血液の採り方やタイミングを間違えると、体の中の菌ではなく外から混入した菌が検出されてしまうことがあります。これを「コンタミネーション(混入)」と言い、間違った治療につながってしまうこともあるため注意が必要です。
また、すべての感染症で血液培養がうまくいくとは限りません。例えば、尿路感染症や肺炎、髄膜炎などが原因で敗血症になった場合は、血液だけの検査では感染の場所や原因菌がはっきりしないことも多いです。
そのため、医師は患者さんの症状や検査結果などから、感染のありそうな場所を推測し、その部分からもできるだけ早く(薬を始める前に)検体を採るようにしています。
富士在宅診療所 一般内科
本間 雄貴 監修
(参考文献)
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