間質性肺炎・肺線維症
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薬が効かない場合や治らない場合はどうしたらよいですか?
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
渡邉 アヤ 監修
回答
薬の効果を感じられず、症状がつらい場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
解説
間質性肺炎では、基本的に定期受診を指示されることが多いですが、症状がつらい場合は診察日を待たずに受診しても構いません。特に、症状が悪化していると感じる時は、急性増悪という急激な病気の悪化を起こしている可能性もありますので、早めの受診をお勧めします。
あくまでも病気の進行を抑制させるしか手立てがなく、症状の改善が難しい病型もありますが、投薬内容や病態の見直しができる場合もありますので、主治医に相談しましょう。
また、治療の有無にかかわらず進行してしまう病型の間質性肺炎は、条件を満たせば肺移植の適応となることがあります。
関連する病気と症状
(参考文献)
ほかの間質性肺炎・肺線維症の質問
間質性肺炎・肺線維症とはどのような病気ですか?
肺胞と肺胞の壁(肺胞壁)に炎症が起こったり、線維化して壁が厚くなったりすることで、体内に酸素を取り入れにくくなる病気です。
間質性肺炎と肺線維症は違う病気ですか?
間質性肺炎のうち、肺の線維化が進行したものを肺線維症と呼びます。
間質性肺炎・肺線維症の原因は何ですか?
アレルギー反応や自己免疫性、薬剤、放射線曝露などです。中には原因の特定できない間質性肺炎もありますが、遺伝・喫煙・加齢などが発症リスクとして知られています。
間質性肺炎を放置するとどうなりますか?
症状(咳や息切れ)が進行していくことが多いです。進行すると肺で十分な酸素を取り込めなくなり(呼吸不全)、酸素吸入が必要になることもあります。
間質性肺炎・肺線維症の余命はどのくらいですか?
病型によりさまざまですが、平均で数年以内のものもあれば、余命には影響しないものもあります。
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