肺アスペルギルス症は他人へと感染しますか?
肺アスペルギルス症の患者さんから、免疫力が低下していない他人に感染することは通常ないと考えられます。
アスペルギルス自体は日常の環境に存在していますが、ほとんどの人は感染・発症しません。感染・発症するかどうかは、免疫力や基礎疾患の有無に依存します。具体的には、免疫力が低下している場合や肺気腫・肺結核治療後などの理由で肺の構造に問題がある場合などが挙げられます。
そのため、肺アスペルギルス症の患者さんから他の健康な人へ感染することは、通常はないものと考えられます。
なお、病院内外(建材や手術室など)にも広く存在しているため、病院改築時などに集団感染した例が報告されています。
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最終更新日:
医療法人 長又医院 呼吸器内科
長又 誠 監修
(参考文献)
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「アスペルギルス症」とはどのような病気ですか?
アスペルギルス属という真菌(カビの仲間)による感染症のことです。多くの場合、肺に感染します。
アスペルギルス症の危険因子は何がありますか?
免疫力の低下や肺の構造的な問題が関係していることが多いです。
慢性進行性肺アスペルギルス症ではどのような症状がありますか?
咳や痰(血痰)、体重減少を認めることがあります。
慢性進行性肺アスペルギルス症に初期症状はありますか?
慢性進行性肺アスペルギルス症はゆっくり進むことが特徴です。そのため、感染初期には症状が現れにくいです。
慢性進行性肺アスペルギルス症は、どのような治療をしますか?
抗真菌薬による治療を行います。治療期間は6ヶ月以上行うことが推奨されています。
慢性進行性肺アスペルギルス症が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
主治医がいる方は、その先生とご相談してください。もし、主治医がいない場合は呼吸器内科を受診しましょう。
慢性進行性肺アスペルギルス症のセルフチェックはできますか?
症状から慢性進行性肺アスペルギルス症を疑うことは困難と考えられるため、呼吸器症状がある場合は早期に受診することをおすすめします。
慢性肺アスペルギルス症の予後(余命)はどのくらいですか?
患者さんごとに状況・状態が異なるため、予後(余命)などの経過を予測することは困難と考えられます。
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