「乳腺炎」とはどのような病気ですか?
乳腺炎は主に授乳中に起こる乳房の炎症で、乳房の痛みや腫れのほか、発熱など乳房以外の症状を伴う場合があります
乳腺炎は、乳房に痛みや熱感、腫れがみられる病気で、発熱や全身の痛みなど、風邪のような症状も伴う場合があります。
授乳中にみられることが多く、逆に授乳中であればいつでも起こる可能性があります。
特に産後2~4週目に起こりやすく、多くは6週以内に起こります。発生する頻度は約2~30%ほどとされています。
乳腺炎にはさまざまな分類がありますが、大きく以下の2つに分けることができます。
うっ滞性乳腺炎
乳管が詰まったり乳汁がたまったことで、細菌には感染していないものの、乳房に炎症が生じている状態です。
片側の乳房に赤みや腫れ、痛み、熱感が現れます。軽度の発熱がみられることもあります。
化膿性(感染性)乳腺炎
うっ滞性乳腺炎が現れてから、12~24時間以内に症状がよくならず、痛みなどの症状が強くなり、発熱や悪寒、嘔気、身体の痛みなど、乳房以外にも症状が出てきた状態です。
成育医療研究センター 産婦人科 共同研究員
藤井 達也 監修
(参考文献)
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