乳腺炎
「乳腺炎」とは、乳房に痛みや熱感、腫れを伴う病気です。授乳中に発生しやすく、特に産後2~4週目に多く見られます。発熱や全身の痛みなど風邪のような症状も現れることがあります。症状が24時間以上改善しない場合や急速に悪化する場合は、細菌感染が疑われるため産婦人科や乳腺外科を受診しましょう。早期の受診が重症化を防ぎます。
松本レディースIVFクリニック/成育医療研究センター 産婦人科 共同研究員
藤井 達也 監修
病気について
乳腺炎は主に授乳中に起こる乳房の炎症で、乳房の痛みや腫れのほか、発熱など乳房以外の症状を伴う場合があります
主な原因は、乳管のなかに乳汁がたまることと細菌感染です。
乳腺炎になる人の明確な特徴はわかっていませんが、引き起こす要因はいくつか考えられています
乳腺炎が悪化し、乳房内に膿が作られている状態の乳腺炎で治療が必要な場合があります。
可能であれば時間をかけて卒乳、断乳することが乳腺炎予防につながります。
基本的には乳腺炎の場合でも授乳は可能ですが、母体の状態を見ながら無理なく行うことが望ましいです。
十分な水分と栄養バランスの取れた食事、そして十分な休養がとても大切です。
赤や茶色が混じった母乳を認めることがありますが、普段でも母乳の色は変化することがあります。
必要以上の搾乳は、乳腺炎を悪化させる場合があります。
ホルモンバランスが関係していると言われていますが、明かな原因がなく起こる乳腺炎もあります。
妊娠期に副乳とよばれる乳房が脇にできた場合、脇にも乳腺炎が起こることがあります。
リンパの流れが滞り、一部に赤みが出ることや、感染状態が進行し赤みがさらに悪化することもあります。
基本的には乳腺炎に対しては乳房を適切な温度で冷やす方が有効です。
十分な休養や水分摂取、乳房を冷やす、適度な授乳などの組み合わせで詰まりは解消する可能性があります。
乳腺炎が繰り返し起こり、完全に乳腺炎が治りきらない状態をさします。
自然に治癒することもありますが、悪化してしまうこともあり得ます。
母乳マッサージが必要と判断した場合にはマッサージを継続しますが、自己判断ではなく医療者の判断も必要です。
授乳後に母乳マッサージで出しきり、乳首周りを清潔に保つことが大切です。また十分な休養も大切です。
乳腺炎による赤みは炎症の改善に伴って改善することが多いですが、個人差があると思われます
乳腺炎は様々な状況が複雑に絡み合い生じるもので、疲れやストレスも関係しています。
授乳期の乳腺炎は実際授乳が始まれば、いつ起こってもおかしくはありません。
乳腺炎の程度にもよるため、一概に期間は決まっていません。
乳房の張りは取れる可能性がありますが、搾乳機だけで乳腺炎を治せるわけではありません。
授乳間隔があくことだけで、乳腺炎にはなりませんが、原因の一つになる可能性はあります。
乳腺炎の状態の一つで、細菌が関与した場合に感染性乳腺炎と呼ばれます。
揉んだり押すと症状増悪することがあり、冷やすといくらか和らぐ可能性があります。
爪や皮膚の菌が入り、治りが悪くなる可能性があり、触らず受診するほうがよいです。
痛み症状だけでは乳腺炎とは限りません。総合的に診断するため受診を検討してください。
飲み残しなどで母乳の流れが悪く、炎症が起こると乳腺炎になることがあります。
ホルモンの変化などでも痛みが出ることもあり、症状だけで乳腺炎と判断することはできません。
痛みは乳首の傷や姿勢で生じることもあります。症状が改善しない場合には病院を受診しましょう。
授乳以外でも乳腺炎になることはあります。陥没乳首の場合や、明確な誘因なく炎症が起こることもあります。
ズキズキ、チクチクした痛みが初期症状の可能性はありますが、増悪する場合には早めに受診をしましょう。
症状について
乳腺炎では、乳房の痛みや腫れのほか、発熱など乳房以外の症状を伴うことがあります
乳腺炎の初期症状は、乳房のしこり、痛み、熱感や赤くなるなどです。
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
寒気や体が震えが出ることがあります。症状を伴う場合は、受診の際に必ず伝えてください。
乳腺炎そのものの症状としてののどの痛みよりは感染の全身の反応としてののどの痛みの可能性があります。
全身の炎症反応を反映して関節痛症状が出ることがあります。
初期は痛みのみのこともありますが、発赤、発熱は大切なサインなので、受診時には伝えてください。
全身の炎症として頭痛が出ることもありますが、総合的に判断するため、受診時に症状をお伝えください。
治療について
受診について
薬について
症状に応じて異なります。必要に応じて鎮痛薬や抗菌薬などが使用されます
薬を変更などの方法があります。膿腫ができている場合は穿刺や切開などで膿腫を排出します。
乳腺炎の状態によっては抗生剤が必要になる場合もありますが、必ずしも必要ではありません。
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