踵骨骨折の場合、主にどのような治療をしますか?
骨折による骨のズレが少ない場合はギプス固定などを、ズレや変形が大きい場合は手術を検討します。
治療の目的は、強い衝撃で潰れてしまった骨と関節の形をできるだけ元の状態に戻し、正しい形で骨を治すことです。このため、骨折による「骨のズレ」があるかないかによって治療方針が変化し、手術の必要性に影響します。
具体的には、以下のような治療が行われます。
- 保存療法(手術を行わない治療法):骨のズレが少ない場合は、ギプスや専用の装具で足を固定して治療します。松葉杖を使って体重をかけずに安静を保ち、骨が自然に治るのを待ちます。
- 手術療法:骨のズレや関節の変形が大きい場合に行います。手術で骨を元の位置に戻し、専用の金属プレートやネジ(スクリュー)を使ってしっかりと固定します。ただし、細菌感染症のリスクが比較的高いことや、長い手術時間を考慮して、体力的に難しい方には保存加療が進められる場合があります。
どちらの場合でも、関節が固まるのを防ぐために、なるべく早期から可能なリハビリテーションを開始します。
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(参考文献)
Stefan Rammelt et al. Calcaneus fractures: facts, controversies and recent developments. Injury. 2004, 35, 443-61.
Paul R Allegra et al. Intra-articular Calcaneus Fractures: Current Concepts Review. Foot & Ankle Orthopaedics. 2020, 5, 2473011420927334.
日本足の外科学会.“踵骨骨折”..https://www.jssf.jp/medical/download/pamphlet_calcaneal.pdf,(参照 2026-03-18).
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公開日:
最終更新日:
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
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