鼻茸は薬で治療できますか?
鼻茸は薬で治療できますが、薬での治療で改善がない場合には手術が必要です。
鼻茸に対しては、以下のような薬を使用して治療を行います。ただし、薬での治療で改善がない場合には手術が必要となることがあります。
ステロイド
ステロイドは、鼻茸の原因となる鼻の炎症を抑えるために使用します。鼻茸で使用するステロイドには点鼻薬や内服薬があります。
抗菌薬
細菌感染に対しても用いられますが、主に鼻の慢性的な炎症を抑えるという目的で使用します。マクロライドと呼ばれる種類の抗菌薬を少量で長期にわたって投与します。
生物学的製剤
デュピルマブ(デュピクセントⓇ︎)は手術などの治療でも改善しない難治性の鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎に対して効果的な生物学的製剤です。この薬は炎症を引き起こす物質(インターロイキン4と13)の働きをブロックし、鼻茸を小さくする効果があります。
公開日:
最終更新日:
真生会富山病院 耳鼻咽喉科
阿河 光治 監修
(参考文献)
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