鼻茸は薬で治療できますか?
鼻茸は薬で治療できますが、薬での治療で改善がない場合には手術が必要です。
鼻茸に対しては、以下のような薬を使用して治療を行います。ただし、薬での治療で改善がない場合には手術が必要となることがあります。
ステロイド
ステロイドは、鼻茸の原因となる鼻の炎症を抑えるために使用します。鼻茸で使用するステロイドには点鼻薬や内服薬があります。
抗菌薬
細菌感染に対しても用いられますが、主に鼻の慢性的な炎症を抑えるという目的で使用します。マクロライドと呼ばれる種類の抗菌薬を少量で長期にわたって投与します。
生物学的製剤
デュピルマブ(デュピクセントⓇ︎)は手術などの治療でも改善しない難治性の鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎に対して効果的な生物学的製剤です。この薬は炎症を引き起こす物質(インターロイキン4と13)の働きをブロックし、鼻茸を小さくする効果があります。
公開日:
最終更新日:
真生会富山病院 耳鼻咽喉科
阿河 光治 監修
(参考文献)
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
鼻茸
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
一問一答なので 読むのが簡単
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
「鼻茸」とはどのような病気ですか?
慢性的な鼻の炎症によりできる、良性のポリープです。
鼻茸ががんになることはありますか?
鼻茸自体は良性のポリープなので、がんになることはありません。
鼻茸を放置するとどうなりますか?
大きくなってしまう可能性があり、症状の悪化などにより日常生活に支障が出てきます。
鼻茸は自然治癒しますか?
鼻茸は通常、自然には治癒せず、適切な治療が必要です。
鼻茸が自然に取れることはありますか?
自然に取れることはほぼありませんが、鼻の炎症が治まることで鼻茸が小さくなることがあります。
鼻茸の原因は何がありますか?
副鼻腔炎という鼻の炎症が原因となることが多いです。喘息やアレルギーとも関係すると言われています。
鼻茸ではどのような症状がありますか?
鼻づまりやにおいを感じにくいなどの症状があります。
鼻茸には初期症状はありますか?
代表的な初期症状は鼻詰まりやにおいの感じにくさです。
鼻茸のセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
鼻茸が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?また、医療機関を受診する目安はありますか?
鼻の症状があれば耳鼻科を受診しましょう。
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラサービスの目的と位置付け
ユビー病気のQ&Aは、情報提供を目的としたサービスのため、医師・医療従事者等による情報提供は診療行為ではありません。
診療を必要とする場合は、医師・医療機関にご相談ください。
当サービスは、信頼性および正確な情報発信に努めますが、内容を完全に保証するものではありません。
情報に誤りがある場合は、こちらからご連絡をお願いいたします。