未熟児網膜症が治る確率はどれくらいですか?
軽症例は自然治癒が多く、重症例も治療で改善可能です。
未熟児網膜症は、軽症例では自然に治癒することが多いです。
ある研究では80%以上は特に治療を要さなかったとされています。
これらの症例では特別な治療を必要とせず、経過観察のみで済むことが多いです。
一方、重症例では治療が必要ですが、レーザー治療や抗VEGF薬による注射治療により多くの症例で病気の進行を防ぐことが可能とされています。
ただし、重症例やレーザー治療後、注射後に網膜に瘢痕が残ったり、視力の発達に影響を及ぼすこともあり、完全に「治る」とは言い切れない場合もあります。
このように治療後も成長とともに再燃や合併症が生じることがあるため、長期的な眼科フォローが推奨されます。
東日本橋内科クリニック 眼科
恒矢 美貴 監修
(参考文献)
Aaron C. Brown et al.“Retinopathy of Prematurity”.National Library of Medicine.https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK562319/,(参照 2025-04-18).
Mara Nike Blazon et al.“Retinopathy of Prematurity: Incidence, Risk Factors, and Treatment Outcomes in a Tertiary Care Center”.National Library of Medicine.https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11594805/,(参照 2025-04-18).
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