水疱瘡の予防接種を1回だけ受けた大人は感染しますか？

水疱瘡のワクチン（水痘ワクチン）を1回接種することで水疱瘡に感染するリスクは77%減少しますが、全く感染しないわけではありません。

一方、2回接種すると94%減少することから、2回接種が推奨されています。また、ワクチン接種を受けておけば、水疱瘡にかかったとしても症状は軽くすみ、合併症をおこす頻度が下がることがわかっています。

なお、大人が感染した場合には重症化しやすく、肺炎などの合併症が現れる頻度が高くなることがわかっています。また、妊娠している方が感染した場合には、赤ちゃんが先天性水痘症候群という重症な病気に罹患する可能性があります。

このような重症化のリスクがあることから、これまで水疱瘡にかかったことがなく、予防接種を受けたことがない成人の方は、予防接種を適切な回数うけることが推奨されます。詳しくは医療機関などのご確認ください。