水疱瘡は大人が感染した場合、どのような症状が出ますか?
高熱があり倦怠感が強い、皮膚症状(水ぶくれなど)が強いことなどが特徴です
大人が水疱瘡(水痘)に初めて感染した場合、重症化しやすく、肺炎などの合併症が現れる頻度が高くなります。
また、妊娠している方が初感染した場合には、赤ちゃんが先天性水痘症候群という重症な病気に罹患する可能性があります。
一方、まれではありますが免疫のある高齢者等での再感染も起こりえます。
大人が感染したときの症状
子供と比較して、高熱があり倦怠感が強い、水ぶくれ(水疱)が多く皮膚症状が強い、肺炎などの内臓の合併症が多いといった点が特徴としてあげられます。
妊娠中に感染したときのリスク
妊娠早期であれば流産の危険性があり、妊娠20週までに感染した場合は生まれてくる赤ちゃんが先天性水痘症候群(四肢形成不全などの重い障害)を発症するリスクをがあります。
また、妊娠後期では肺炎の合併症が重症化することが知られています。妊娠中の水疱瘡は重症化しやすく、出産5日前から出産後2日までに妊婦が感染すると赤ちゃんも重症な水痘を発症しやすくなります。
このような重症化のリスクがあることから、これまで水疱瘡にかかったことがなく、且つ、予防接種を受けたことがない大人の方も予防接種を受けることが可能です。詳しくは医療機関などのご確認ください。
東日本橋内科クリニック 循環器内科 院長
白石 達也 監修
(参考文献)
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