水疱瘡はセルフチェックできる?水痘(水疱瘡)と症状の関連性をAIで無料でチェック
監修医師阿部 吉倫内科
- 更新日
- 2026/10/27
- 公開日
- 2020/09/03
水疱瘡とは
接触によりうつることがあります。小児や妊婦との接触およびタオルの共有等は避けて下さい。
水疱瘡とはどのような病気ですか?
発熱や体のだるさとともに、特徴的な発疹が全身に生じる病気です。「水痘(すいとう)」とも呼ばれます。
水痘帯状疱疹ウイルスに感染することによって、水ぶくれのような発疹や発熱、頭痛などの症状が出る病気です。水ぶくれはしばらくするとかさぶたになり、治癒します。
水疱瘡は主に小児の病気ですが、成人が感染した場合、重症化する可能性があります。
水疱瘡は感染力が強く、同じ空間にいると感染する恐れがあります。
水疱瘡の最も効果的な予防方法は、予防接種です。
水疱瘡の症状
水疱瘡にはどのような症状が見られますか?
赤い発疹が出てきて、水ぶくれになっていきます。発熱や頭痛を伴うこともあります。
赤い発疹から始まり、水ぶくれになって、その後かさぶたになり治癒します。発熱や頭痛を伴う場合もあります。
重症化すると肺炎や髄膜炎・脳炎などを起こすことがあり、特に成人は重症化しやすいため注意が必要です。
また、妊娠初期、特に妊娠13~20週の妊婦の方が水疱瘡にかかってしまった場合、ウイルスが胎盤を経て胎児に感染することがあります。 これを「先天性水痘症候群」と言い、生まれてくる子供の約1~2%に手足の低形成や小頭症などの症状が出現すると言われています。
水疱瘡の原因
水疱瘡の原因は何ですか?
空気感染・飛沫感染・接触感染などさまざまな感染経路により、水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)に感染することで発症します。
水疱瘡の原因は、水痘帯状疱疹ウイルスによる感染です。空気感染、飛沫感染、接触感染などの感染経路により広がります。
空気感染
空気中に漂うウイルスを吸い込むことで感染します。
飛沫感染
咳やくしゃみに含まれるウイルスを浴びることで感染します。
接触感染
患者に付着しているウイルスを触ることで感染します。特に水ぶくれの部分に多くウイルスが存在します。
水疱瘡の検査・診断
水疱瘡の症状をセルフチェックできますか?
水疱瘡の症状や原因、おすすめの病院や対処方法は症状検索エンジン「ユビー」で調べられます。
体調に不安がある、あるいは医療機関への受診を考えている方向けに、20問〜30問程度の質問に答えることで関連する病名や適切な受診先や調べられる症状検索エンジン「ユビー」を無料で提供しており、多くの患者様にご利用いただいています。
気になる病気や症状がありましたら、ぜひご利用ください。
https://ubie.app/
どのような検査をして水疱瘡の診断をしますか?
症状やPCRで診断をします。
水疱瘡は通常、水ぶくれ等の全身症状や周囲の流行状況から診断します。
検査は通常行いませんが、場合によってはPCRなどの検査を行うことがあります。
水疱瘡の治療・対処法
水痘(水疱瘡)への対処法は?
特別な治療はありません。発熱でぐったりしたり、かきむしって皮膚の赤みが悪くなったりした場合は、受診を検討してください。また感染力が強く、出席停止の期間が決まっています。症状が改善しても、登園・登校の前には必ず診察を受けてください。
主にどのような治療をして水疱瘡の症状が改善していきますか?
発熱やかゆみを抑える薬を使用します。
水疱瘡は発熱とかゆみのある水ぶくれの症状が出るので、症状に対するケア(熱冷まし、かゆみ止め、軟膏など)を行います。
健康な子どもの場合、水疱瘡は自然に治るため抗ウイルス薬は原則使用しません。
免疫が弱い人やワクチンを接種していない人には、抗ウイルス薬を使用することがあります。
受診の目安・何科を受診するべきか
水疱瘡を放置するとどうなりますか?
1週間程度で水ぶくれはかさぶたになり、皮膚は自然に治癒していきます。
通常1週間程度で発疹は水ぶくれから、かさぶたになり剥がれ落ち、その後は自然と治っていきます。
感染力が非常に強いので、周囲と接触しないように登園・登校しないようにする必要があります。
水疱瘡の場合、何科を受診したらよいですか?
小児科、あるいは皮膚科を受診しましょう。
子どもの場合は小児科が対応しています。
大人の場合は皮膚科を受診するとよいでしょう。
水疱瘡の場合、医療機関を受診する目安はありますか?
全身に発疹が見られた場合などには、早めに医療機関を受診しましょう。
全身に発疹が見られるなどの疑われる症状があり、周りで水疱瘡が流行している場合には早めに医療機関を受診しましょう。
本当に水疱瘡なのかきちんと判断し、もしそうならば他の人との接触を避ける必要があります。
感染力が強いので、水疱瘡の可能性があることを事前に医療機関へ相談したうえで受診してください。
水痘(水疱瘡)の専門医がいる近くの病院はありますか?
水痘(水疱瘡)の専門医がいる病院を見る水疱瘡の薬
主にどのような薬を飲んで水疱瘡の治療をしますか?
解熱剤やかゆみを抑える薬を使います。
水疱瘡の治療には、かゆみをとるための抗ヒスタミン薬や、熱を下げるための解熱薬を使用することがあります。
また、場合によっては抗ウイルス薬を使用します。
水疱瘡の予防
水疱瘡の予防接種を2回したのにもかかわらず、感染することはありますか?
2回の接種することで感染リスクは9割以上減りますが、全く感染しないわけではありません。
国内の調査によると、水疱瘡のワクチン(水痘ワクチン)を2回接種することで感染するリスクが94%減少しますが、全く感染しないわけではありません。
しかし、ワクチン接種を受けておけば、水疱瘡にかかったとしても症状は軽くすみ、合併症をおこす頻度が下がることがわかっています。
なお、1回のワクチンを接種することで水疱瘡に感染するリスクは77%減少し、2回接種すると、前述のとおり94%減少することから、2回接種が推奨されています。
水疱瘡ワクチンに副反応はありますか?
注射部位に腫れや痛みが出ることがあります。
ワクチンを注射した後に、腫れや発熱、皮疹、かゆみが出ることがあります。
稀に報告される副作用としては、アナフィラキシー反応や急性血小板減少性紫斑病があります。
また、接種後1~3週間で発熱や発疹が見られることがあります。
水疱瘡の予防はできますか?
ワクチンの接種で予防が望めます。
水疱瘡にはワクチンがあり、予防できます。
1回の接種で重症化を予防でき、2回の接種で発症を予防できる可能性があります。
対処法・セルフケア
水疱瘡の治療中に日常生活で気をつけることはありますか?
すべての水ぶくれがおさまるまで他の人と接触しないよう安静に過ごすことが重要です。
水疱瘡の原因ウイルスは非常に感染力が強いので、すべての水ぶくれがかさぶたになるまでは自宅で安静に過ごす必要があります。
特に免疫が弱い人や妊婦、新生児との接触がないように注意しなければなりません。
ワクチンを接種していない人は、水疱瘡の人と接触した場合にワクチン接種や薬の使用が必要になる場合があります。
水疱瘡に関連するその他の質問
水疱瘡の画像はありますか?
アメリカ疾病予防管理センターのウェブサイトなどに画像が紹介されています。
アメリカ疾病予防管理センター(US Center for Disease Control and Prevention; CDC)のウェブサイトには、ワクチンを接種していない人(Chickenpox in Unvaccinated Persons)、接種した人(Chickenpox in Vaccinated Persons)での皮膚症状の写真が複数紹介されています。

また、日本皮膚科学会のサイトでも、小児および成人での水疱瘡・帯状疱疹の画像が紹介されています。
US Center for Disease Control and Prevention、 Photos of Chickenpox
日本皮膚科学会 皮膚科Q&A 子供のウイルス感染症 Q13 水痘はどのような症状ですか?
水痘ウイルスの感染力はどのくらいですか?
感染力は強く、家庭内接触での発症率は90%とされています。
水疱瘡(水痘)の原因ウイルスの感染力は強く、家庭内接触での発症率は90%とされています。
水疱瘡の原因ウイルスは、患者さんの唾液や鼻水、水疱の中に存在していることから、空気感染、飛沫感染、接触感染を経て広がります。
感染しやすい時期は、皮膚症状がでる1~2日前に加え、発疹や水ぶくれ(水疱)などの皮膚症状がかさぶたになるまでの約7~10日間です。発疹や水ぶくれがすべて完全にかさぶたになるまで、感染力があるとされています。
水痘に感染した場合、学校保健安全法にもとづきすべての発疹が痂皮化するまで出席停止となります。
水疱瘡に2回以上かかることはありますか?
水疱瘡(水痘)は一度感染すると、一生免疫が持続します。しかし、まれに高齢者等で再感染がおこります。
水疱瘡(水痘)は、一度感染したり、ワクチンを接種することで、ほぼ一生涯の免疫を獲得することができるとされています。そのため、基本的に水疱瘡に2回以上感染することはありません。
しかし、まれではありますが、高齢者や免疫不全の方で再感染が報告されています。再感染は、悪性腫瘍、感染症、自己免疫疾患、糖尿病などの基礎疾患をもつ場合が多いですが、まれにこれら病気を持っていない人でも起こりえます。
しかし、免疫をすでに獲得しているので、一般的には皮膚症状等、水疱瘡による症状は軽いとされています。
水疱瘡はうつりますか?
水疱瘡(水痘)はヒトからヒトへ感染します。空気感染、飛沫感染、接触感染で広がります。
水疱瘡(水痘)の原因ウイルスは、ヒトからヒトへ感染します。患者さんの唾液や鼻水、水疱の中にウイルスが存在していることから、空気感染、飛沫感染、接触感染を経て広がります。家庭内接触での発症率は90%とされています。
感染しやすい時期は、皮膚症状がでる1~2日前から、発疹や水ぶくれ(水疱)がかさぶたになるまでの間、約7~10日間です。
発疹や水ぶくれなどの皮膚症状が、すべて完全にかさぶたになるまで、感染力をもつとされています。そのため、皮膚症状などが完全に治まるまでは登校は控えるなど、集団生活は避ける必要があります。
また、季節的には毎年12〜7月に多く、8〜11月には減少します。
水疱瘡の感染経路について教えてください。
空気感染、飛沫感染、接触感染を経て広がります。
水疱瘡(水痘)の原因ウイルスは、患者さんの唾液や鼻水、水疱の中にウイルスに存在していることから、空気感染、飛沫感染、接触感染を経て広がります。
感染しやすい時期は、皮膚症状がでる1~2日前に加え、発疹や水ぶくれ(水疱)などの皮膚症状がかさぶたになるまでの約7~10日間です。発疹や水ぶくれがすべて完全にかさぶたになるまで、感染力があるとされています。
そのため、水痘に感染した場合、学校保健安全法にもとづきすべての発疹が痂皮化するまで出席停止となります。
水疱瘡の潜伏期間はどのくらいですか?
水疱瘡(水痘)の潜伏期間は、2週間程度とされています。
水疱瘡(水痘)は、ウイルスに感染してから約2週間(10~21日)の潜伏期間があるとされています。免疫不全のある方では長くなる場合があります。
水疱瘡の原因ウイルスは、鼻や口などを経由してヒトの体に感染するとリンパ節等で増殖した後、血液を通じて全身に広がります。体内での増殖や全身に広がる期間が潜伏期間となり、その後、皮膚の水ぶくれ(水疱)などの症状が現れます。
初期症状としては、小児では、通常、皮膚の赤みや発疹といった皮膚症状が最初に現れますが、成人では皮膚症状が現れる1~2日前から発熱と全身倦怠感がみられることがあります。
水疱瘡について、医師からのよくある質問
医師からよくある質問はありますか?
「水痘(水疱瘡)」について医師からよくある質問の例として次のようなものがあります。
- 皮ふに何らかの異常がありますか?
- 皮膚に水ぶくれが出来ていますか?
- 水ぶくれから1週間ほど遅れてかさぶたが出来ましたか?
- かさぶたがありますか?
- 体温は37.5℃以上ですか?
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この記事の監修医師
阿部 吉倫
内科
2015年東京大学医学部医学科卒。東京大学医学部付属病院、東京都健康長寿医療センターで初期研修を修了。血便を放置し48歳で亡くなった患者との出会いをきっかけにデータサイエンスの世界へ。2017年5月にUbie株式会社を共同創業。2019年12月より日本救急医学会救急AI研究活性化特別委員会委員。2020年 Forbes 30 Under 30 Asia Healthcare & Science部門選出。
- 更新日
- 2026/10/27
- 公開日
- 2020/09/03