水疱瘡は大人でもうつりますか?
水疱瘡(水痘)は大人にも感染します。
水疱瘡(水痘)は主に9歳以下で発症する病気ですが、大人にも感染する場合があります。
大人になって初めて感染した場合は重症化しやすく、肺炎などの合併症が現れる頻度が高くなります。また、妊娠している方が初感染した場合には、赤ちゃんに先天性水痘症候群という重症な病気がみられる可能性があります。
まれではありますが、高齢者や免疫不全の方での再感染が報告されています。
大人が感染したときの症状
子供と比較して、高熱があり倦怠感が強い、水ぶくれ(水疱)が多く皮膚症状が強い、肺炎などの内臓の合併症が多いといった点が特徴としてあげられます。
妊娠中に感染したときのリスク
妊娠早期であれば流産の危険性があり、妊娠20週までに感染した場合は生まれてくる赤ちゃんが先天性水痘症候群(四肢形成不全などの重い障害)を伴うリスクをがあります。
また、妊娠後期では肺炎の合併症が重症化することが知られています。妊娠中の水疱瘡は重症化しやすく、出産5日前から出産後2日までに妊婦が感染すると赤ちゃんも重症な水疱瘡を発症しやすくなります。
このような重症化のリスクがあることから、これまで水疱瘡(水痘)にかかったことがなく、予防接種を受けたことがない成人の方は予防接種を受けることが可能です。詳しくは医療機関などのご相談ください。
東日本橋内科クリニック 循環器内科 院長
白石 達也 監修
(参考文献)
こちらの記事は参考になりましたか?
よろしければ、ご意見・ご感想をお寄せください。
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
水疱瘡
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
疾患について分かりやすくまとまっています
1
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
2
一問一答なので 読むのが簡単
3
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
初めての方へ
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ