化膿性脊椎炎の治療における入院期間はどのくらいですか?
多くの場合で、1~4ヶ月の長期間の入院治療を必要とします。
化膿性脊椎炎の主な治療は抗菌薬の点滴治療と安静です。どちらも入院治療が必要となります。
この病気に限らず、一般的に骨への細菌感染症の治療には、長期間の抗菌薬による治療が必要となります。しかし、化膿性脊椎炎になる方は免疫力が低下している方が多いため、抗生物質による治療期間が長くなり、3~8週間の治療期間を要します。
背骨は、起き上がったり座るような動作だけでも、重力によってかなりの力がかかる部位です。このため、感染症が落ち着いていない初期の段階は、しっかりと安静を保つことが、細菌感染を収めるために重要となります。残念ながら、安静期間に体力や筋力が衰えてしまうことが多く、長期間の抗菌薬による治療後はリハビリが必要となります。
以上のことから、この病気の入院治療に必要な期間は、1~4ヶ月ほどの長期間に及ぶことが多いです。
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最終更新日:
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
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