化膿性脊椎炎の治療における入院期間はどのくらいですか?

多くの場合で、1~4ヶ月の長期間の入院治療を必要とします。

解説

化膿性脊椎炎の主な治療は抗菌薬の点滴治療と安静です。どちらも入院治療が必要となります。
この病気に限らず、一般的に骨への細菌感染症の治療には、長期間の抗菌薬による治療が必要となります。しかし、化膿性脊椎炎になる方は免疫力が低下している方が多いため、抗生物質による治療期間が長くなり、3~8週間の治療期間を要します。
背骨は、起き上がったり座るような動作だけでも、重力によってかなりの力がかかる部位です。このため、感染症が落ち着いていない初期の段階は、しっかりと安静を保つことが、細菌感染を収めるために重要となります。残念ながら、安静期間に体力や筋力が衰えてしまうことが多く、長期間の抗菌薬による治療後はリハビリが必要となります。
以上のことから、この病気の入院治療に必要な期間は、1~4ヶ月ほどの長期間に及ぶことが多いです。

公開日

最終更新日

山田記念病院 整形外科 整形外科部長

濱畑 智弘 監修

(参考文献)

こちらの記事は参考になりましたか?
よろしければ、ご意見・ご感想をお寄せください。

こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。

この記事をシェアする

𝕏
初めての方へ

ユビー病気のQ&Aとは?

現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。

病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ
無料で症状を調べる
症状を調べる

症状検索エンジン「ユビー」

体調に不安がある、医療機関への受診を考えている方向けに、20〜30問程度の質問に答えることで、あなたに関連性のある病名や、適切な受診先を無料で調べられます。

さっそく調べる
医療機関を探す
医療機関を探す

お近くの病院をお探しの方へ

「受診科が分からない」「どの医療機関に行ったらいいか分からない」といった悩みは、ユビーの病院検索が便利です。近所の病院も探せるので、ぜひご利用ください。

病院を探す
治療法を調べる
治療法を調べる

治療案内ユビー

自身の治療情報を登録することで、治療の選択肢や使っている薬についてなど、あなたの参考になりそうな治療情報を調べられる機能です。

さっそく調べる
ネットで医師相談
ネットで医師相談

ユビーかんたん医師相談

病院にすぐに行くべきかなど悩んだタイミングですぐに相談。つらくて病院に行けないとき、時間がないとき、夜間や休日などに、いつでも医師に相談できます。

詳しくはこちら

サービスの目的と位置付け

ユビー病気のQ&Aは、情報提供を目的としたサービスのため、医師・医療従事者等による情報提供は診療行為ではありません。
診療を必要とする場合は、医師・医療機関にご相談ください。
当サービスは、信頼性および正確な情報発信に努めますが、内容を完全に保証するものではありません。
情報に誤りがある場合は、こちらからご連絡をお願いいたします。