化膿性脊椎炎の入院期間はどのくらい?後遺症はある?どんな症状が出る?
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化膿性脊椎炎の治療における入院期間はどのくらいですか?
化膿性脊椎炎の治療における入院期間はどのくらいですか?
多くの場合で、1~4ヶ月の長期間の入院治療を必要とします。
化膿性脊椎炎の主な治療は抗菌薬の点滴治療と安静です。どちらも入院治療が必要となります。
この病気に限らず、一般的に骨への細菌感染症の治療には、長期間の抗菌薬による治療が必要となります。しかし、化膿性脊椎炎になる方は免疫力が低下している方が多いため、抗生物質による治療期間が長くなり、3~8週間の治療期間を要します。
背骨は、起き上がったり座るような動作だけでも、重力によってかなりの力がかかる部位です。このため、感染症が落ち着いていない初期の段階は、しっかりと安静を保つことが、細菌感染を収めるために重要となります。残念ながら、安静期間に体力や筋力が衰えてしまうことが多く、長期間の抗菌薬による治療後はリハビリが必要となります。
以上のことから、この病気の入院治療に必要な期間は、1~4ヶ月ほどの長期間に及ぶことが多いです。
(参考文献)
化膿性脊椎炎ではどのような症状がありますか?
化膿性脊椎炎ではどのような症状がありますか?
背骨のまわり(首、背中、腰など)の痛みがよく見られる症状です。痛みの程度は、状況によってさまざまです。
化膿性脊椎炎で見られる症状は、首、背中、腰といった背骨のまわりの痛みです。痛みの強さは動けないほどの激痛から、動きにほとんど問題のない軽い痛みまでさまざまです。
一般的な細菌感染症では発熱を伴うことが多いですが、この病気では発熱を伴わないことも多くあります。痛みや発熱は、日中より夜間に症状が強くなることが多いです。このように症状に幅があり、一般的によく見られる症状であることから、診断になかなか辿り着かないことも多い病気です。
化膿性脊椎炎では、抗菌薬による治療が行われない場合、治ることはほとんどありません。このため、病気が段々と悪化してくることで、背骨の破壊が進んで痛みが強くなったり、神経に障害が起こったりすることで、手足のしびれや痛みが強くなる場合があります。
骨の変形が重度になったり、細菌による膿が急激に増加して脊髄が圧迫されてしまうと、手足の麻痺や排尿排便障害を起こすこともあります。
(参考文献)
化膿性脊椎炎に後遺症はありますか?
化膿性脊椎炎に後遺症はありますか?
背骨の変形やまわりの痛み、手足のしびれや麻痺がこの病気の後遺症となる場合があります。
化膿性脊椎炎は診断が難しい場合があり、病気になってから治療が始まるまでに時間がかかることがあります。その間に、細菌によって背骨やそのまわりの構造物の破壊が進んでしまうと、背骨が変形したり、動いたときの背骨のまわりの痛みが残りやすくなったります。
また、骨の変形は神経を圧迫し手足のしびれや痛みを生じたり、ひどい場合には手足の麻痺を生じたりします。細菌感染症が急激に悪化した場合にも、脊髄のまわりに膿が生じることで、同様に手足のしびれや痛み、麻痺を起こすことがあります。手足の痛みに比べると、手足のしびれや麻痺は細菌感染の治療が終わったあとにも残ることがあります。
以上のことから、背骨の変形やその周辺の痛み、手足のしびれや麻痺が化膿性脊椎炎の後遺症となる場合があります。
(参考文献)
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山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
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