化膿性脊椎炎・椎間板炎
と症状の関連性をAIで無料でチェック
更新日:2024/04/18
あなたの症状と化膿性脊椎炎・椎間板炎の関連をAIでチェックする
化膿性脊椎炎・椎間板炎について「ユビー」でわかること
※コロナの症状を確認したい方はコロナ症状チェックから
化膿性脊椎炎・椎間板炎と特に関連する症状について
次のような症状がある方はご注意ください。
背中の痛みがある
- 症状の出方
- 全く前ぶれのない突然の発症だった
- 症状の程度
- 人生最大の痛み、もしくは想像出来る中で最大の痛み
体のだるさがある
- 症状の程度
- だるさで起き上がるのも苦労する
お腹の痛みがある
- 症状の出方
- 全く前ぶれもなく、ある瞬間から激しい症状が出現した
しびれや感覚のおかしさがある
- 自覚した時期
- 1か月以上前から
- 症状の出方
- 全く前ぶれのない突然の発症だった
化膿性脊椎炎・椎間板炎とはどんな病気ですか?
脊椎骨への感染により、持続する腰痛や発熱を生じる病気です。背骨やそのクッションである椎間板のすぐ近くで菌の感染を生じた場合や、背骨から離れた部位に感染した菌が血流に乗って辿り着くことで背骨の周囲に感染を生じる場合があります。尿が上手く出せなくなる、足に力が入りにくく上手く歩けないといった症状が出た場合には、早急に手術が必要になることがあります。
化膿性脊椎炎・椎間板炎の特徴的な症状はなんですか?
次の症状などが特徴として見られます
化膿性脊椎炎・椎間板炎への対処法は?
菌の感染を起こした骨は脆くなるため、安静やコルセットによる固定が重要になります。長期間の抗菌剤による加療が必要になることもあるため、十分に治療を続けましょう。
化膿性脊椎炎・椎間板炎の専門医がいる近くの病院はありますか?
化膿性脊椎炎・椎間板炎の専門医がいる病院を見る化膿性脊椎炎・椎間板炎のQ&A
- A.
背骨の変形やまわりの痛み、手足のしびれや麻痺がこの病気の後遺症となる場合があります。
解説化膿性脊椎炎は診断が難しい場合があり、病気になってから治療が始まるまでに時間がかかることがあります。その間に、細菌によって背骨やそのまわりの構造物の破壊が進んでしまうと、背骨が変形したり、動いたときの背骨のまわりの痛みが残りやすくなったります。
また、骨の変形は神経を圧迫し手足のしびれや痛みを生じたり、ひどい場合には手足の麻痺を生じたりします。細菌感染症が急激に悪化した場合にも、脊髄のまわりに膿が生じることで、同様に手足のしびれや痛み、麻痺を起こすことがあります。手足の痛みに比べると、手足のしびれや麻痺は細菌感染の治療が終わったあとにも残ることがあります。
以上のことから、背骨の変形やその周辺の痛み、手足のしびれや麻痺が化膿性脊椎炎の後遺症となる場合があります。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るRui M Duarte et al. Spinal infection: state of the art and management algorithm. Eur Spine J. 2013, 22, p.2787-2799.
日本脊髄外科学会.“化膿性脊椎炎”.日本脊髄外科学会.http://www.neurospine.jp/original64.html,(参照 2024-03-29). - A.
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
解説化膿性脊椎炎のみに見られるような特徴的な症状はありません。しかし、以下のチェック項目にあてはまるものが多い場合には、化膿性脊椎炎の可能性が高くなります。
- 首または背中、腰のどこかに1週間以上続く痛みがある
- 痛みは動いているときに強くなる
- 痛みは日中よりも夜に強くなることが多い
- 微熱が続いている
- 夜になると熱が上がる
- 腕や脚にしびれがある
- 高齢者である
- 糖尿病またはがん、リウマチの治療中である
- 肝臓や腎臓の病気で、これらの臓器の調子が悪い
また、症状検索エンジン「ユビー」も質問に答えるだけでセルフチェックができますので、ご活用ください。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るRui M Duarte et al. Spinal infection: state of the art and management algorithm. Eur Spine J. 2013, 22, p.2787-2799.
日本脊髄外科学会.“化膿性脊椎炎”.日本脊髄外科学会.http://www.neurospine.jp/original64.html,(参照 2024-03-29). - A.
首、背中、腰のまわりに痛みを感じることが初期症状である場合が多いです。痛みの程度はさまざまです。
解説化膿性脊椎炎の原因は、脊椎への細菌感染症です。
細菌は血流にのって脊椎へとたどり着き、感染症を引き起こすことが多いとされます。このため、尿路感染症や虫歯など他の場所で細菌感染症を起こし、そこで増えた菌が脊椎へ流れ着いて化膿性脊椎炎になることがあります。このように、尿路感染症や虫歯が初期症状のように、先にあらわれる場合もあります。
また、化膿性脊椎炎で見られる初期症状には、背骨のまわりの痛みと発熱があります。首・背中・腰といった背骨のまわりの痛みが始まり、痛みの強さは動けないほどの激痛から、動きにほとんど問題のない軽い痛みまでさまざまです。化膿性脊椎炎が弱い痛みから始まるとは限りませんが、未治療の場合は、病気が悪化するにつれて痛みが強まることがあります。高熱が出る方は多くはなく、背骨のまわりの痛みがなくても、微熱が続いている方で化膿性脊椎炎がみつかる場合もあります。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るRui M Duarte et al. Spinal infection: state of the art and management algorithm. Eur Spine J. 2013, 22, p.2787-2799.
日本脊髄外科学会.“化膿性脊椎炎”.日本脊髄外科学会.http://www.neurospine.jp/original64.html,(参照 2024-03-29). - A.
背骨のまわり(首、背中、腰など)の痛みがよく見られる症状です。痛みの程度は、状況によってさまざまです。
解説化膿性脊椎炎で見られる症状は、首、背中、腰といった背骨のまわりの痛みです。痛みの強さは動けないほどの激痛から、動きにほとんど問題のない軽い痛みまでさまざまです。
一般的な細菌感染症では発熱を伴うことが多いですが、この病気では発熱を伴わないことも多くあります。痛みや発熱は、日中より夜間に症状が強くなることが多いです。このように症状に幅があり、一般的によく見られる症状であることから、診断になかなか辿り着かないことも多い病気です。
化膿性脊椎炎では、抗菌薬による治療が行われない場合、治ることはほとんどありません。このため、病気が段々と悪化してくることで、背骨の破壊が進んで痛みが強くなったり、神経に障害が起こったりすることで、手足のしびれや痛みが強くなる場合があります。
骨の変形が重度になったり、細菌による膿が急激に増加して脊髄が圧迫されてしまうと、手足の麻痺や排尿排便障害を起こすこともあります。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るRui M Duarte et al. Spinal infection: state of the art and management algorithm. Eur Spine J. 2013, 22, p.2787-2799.
日本脊髄外科学会.“化膿性脊椎炎”.日本脊髄外科学会.http://www.neurospine.jp/original64.html,(参照 2024-03-29). - A.
多くの場合、血液を介して細菌が脊椎に運ばれてくることで発症します。特に、免疫力が低下している方に起こりやすい病気です。
解説化膿性脊椎炎の原因は、脊椎への細菌感染症です。細菌は血流にのって脊椎へとたどり着き、感染症を引き起こすことが多いとされます。尿路感染症や虫歯など、他の場所で細菌感染症を起こし、そこで増えた菌が流れてくる場合もあれば、他の場所に細菌感染症が見当たらない場合もあります。
免疫力が低下している場合に、細菌が血液にのって移動しやすくなると考えられるため、この病気は高齢者や、糖尿病やがんを治療中の方、腎臓や肝臓が悪い方などで発病しやすいとされます。
血液にのって細菌が流れてくる以外には、背骨の手術や神経ブロックなどの治療、麻酔で行う腰椎穿刺など医療処置の際に、直接背骨やそのまわりの構造に細菌感染症を起こすことが原因となる場合もあります。この場合も、免疫力が低下している方に起こしやすいとされます。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るRui M Duarte et al. Spinal infection: state of the art and management algorithm. Eur Spine J. 2013, 22, p.2787-2799.
日本脊髄外科学会.“化膿性脊椎炎”.日本脊髄外科学会.http://www.neurospine.jp/original64.html,(参照 2024-03-29).
化膿性脊椎炎・椎間板炎について、医師からのよくある質問
- 体温は37.5℃以上ですか?
- 背中が痛みますか?
- 腰が痛みますか?
- 【透析(血液透析、腹膜透析など)】をしていますか?
監修医師
診療科・専門領域
- 整形外科