化膿性脊椎炎ではどのような症状がありますか?
背骨のまわり(首、背中、腰など)の痛みがよく見られる症状です。痛みの程度は、状況によってさまざまです。
化膿性脊椎炎で見られる症状は、首、背中、腰といった背骨のまわりの痛みです。痛みの強さは動けないほどの激痛から、動きにほとんど問題のない軽い痛みまでさまざまです。
一般的な細菌感染症では発熱を伴うことが多いですが、この病気では発熱を伴わないことも多くあります。痛みや発熱は、日中より夜間に症状が強くなることが多いです。このように症状に幅があり、一般的によく見られる症状であることから、診断になかなか辿り着かないことも多い病気です。
化膿性脊椎炎では、抗菌薬による治療が行われない場合、治ることはほとんどありません。このため、病気が段々と悪化してくることで、背骨の破壊が進んで痛みが強くなったり、神経に障害が起こったりすることで、手足のしびれや痛みが強くなる場合があります。
骨の変形が重度になったり、細菌による膿が急激に増加して脊髄が圧迫されてしまうと、手足の麻痺や排尿排便障害を起こすこともあります。
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最終更新日:
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
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