三度熱傷が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
まずは、お近くの医療機関に相談し、必要に応じて熱傷専門施設や形成外科への紹介を受けてください。
三度熱傷は、皮膚の深い部分まで損傷が及んでいる重い状態です。小さな範囲でも治癒に時間がかかり、適切な治療を受けないと後遺症が残る可能性があるので、専門的な治療が不可欠です。特に重度や広範囲の熱傷の場合、命に関わることもあるため、熱傷専門施設での治療が非常に重要です。
【熱傷専門施設って?】
- 熱傷患者さんの入院治療に対応でき、日本熱傷学会の専門医がいる施設です。
【なぜ専門施設がよいの?】
- 成人で三度熱傷が10%以上、または小児・高齢者で三度熱傷が5%以上の場合は重症とみなされ、熱傷専門施設での入院治療と全身管理が必要です。顔面・手足・会陰部の三度熱傷、気道熱傷、電撃傷、化学熱傷などの特殊熱傷も、熱傷面積に関わらず同様に専門施設での治療が必要です。
三度熱傷について、特に知りたいことは何ですか?
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(参考文献)
波利井清紀ほか. 創傷外科. 克誠堂出版. 2015
佐々木淳一ほか.“熱傷診療ガイドライン(改訂第3版)”.日本熱傷学会.https://www.jsbi-burn.org/members/guideline/index.html,(参照 2025-12-11).
一般社団法人 日本形成外科学会.やけど(熱傷).日本形成外科学会,https://jsprs.or.jp/general/disease/kega_kizuato/yakedo/yakedo.html(参照 2025-12-11)
漆舘聡志.やけど(熱傷).一般社団法人 日本創傷外科学会,https://www.jsswc.or.jp/general/yakedo.html(参照 2025-12-11)
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三度熱傷
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公開日:
最終更新日:
日本医科大学付属病院形成外科 形成外科
初岡 佑一 監修
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