三度熱傷が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか？

【三度熱傷の病院受診目安】

三度熱傷は、皮膚が蝋のように白くなり、痛みがないのが特徴です。やけどの深さや範囲に応じて、以下の目安で医療機関を受診しましょう。

【体表面積1%の目安】

1%は、あなたの手のひらとすべての指の腹を合わせた面積に相当します。

• 成人:
  • 三度熱傷が体表面積の2%以上であれば、一般病院での入院治療が必要です。
  • 10%以上なら、熱傷専門施設での入院治療が推奨されます。
• 小児・高齢者:
  • 三度熱傷が体表面積の2%以上であれば、一般病院での入院治療が必要です。
  • 5%以上なら、熱傷専門施設での入院治療が推奨されます。
• 特殊な熱傷: 顔面・手足・会陰部の三度熱傷、気道熱傷（熱い空気を吸い込んだやけど）、電撃傷（電気によるやけど）、化学熱傷（薬品によるやけど）は、やけどの面積に関わらず重症とされ、熱傷専門施設への入院が必要です。

どんな三度熱傷でも、後遺症が残る可能性があるため、できるだけ早く医療機関で診察を受けることが大切です。