ファブリー病の場合、生活面で困難な点にはどのようなものがありますか?
疼痛など日常生活に影響を与える症状がある点、心血管、脳、腎臓などの重大な合併症による症状が、病状の進行とともに増強する点などがあります。
ファブリー病では多彩な症状が出現し、中でも四肢の疼痛や発汗障害は日常生活においても影響が大きく、仕事や社会生活に制限が出てしまったり、周囲の配慮や手助けが必要となることもあります。
特に四肢疼痛はストレスや疲労、気温や体温変化などでも現れるため、日常生活に支障が出やすいです。
ほかにも、心血管疾患、脳疾患、腎臓病などの重大な疾患を合併症として引き起こしやすく、それによる症状によって生活が大きく制限されやすくなります。
おだかクリニック 循環器内科 副院長
小鷹 悠二 監修
(参考文献)
猪原 匡史. Fabry病の診断と治療*. 神経治療. 2019, 36, 140–144.
R. Schiffmann, et al. Nephrol Dial Transplant. 2009, 24(7), 2102-2111.
S. Waldek, et al. Genet Med. 2009, 11(11), 790-796.
C. Kampmann, et al. Orphanet J Rare Dis. 2015, 010, 0125.
日本先天代謝異常学会.“ファブリー病診療ガイドライン2020”.日本先天代謝異常学会.https://jsimd.net/pdf/fabry2020.pdf,(参照 2025-01-27).
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