ファブリー病で高齢になった場合、症状を軽減するために適切な治療法や生活習慣について教えてください。
加齢に伴い、各種臓器障害を合併しやすくなるため、各疾患の治療を継続することが重要です。
心疾患、脳血管疾患、腎疾患などの臓器障害を合併することが増えるため、各疾患の治療を行う・継続することが非常に重要です。
ファブリー病に対する酵素補充療法だけでなく、心不全や不整脈などに対する治療、脳卒中などの脳血管疾患に対する治療、腎障害に対する治療などが必要となります。
臓器障害の合併に伴い、心不全に伴う息切れ、動悸、胸痛などの症状や、脳卒中による麻痺症状等、日常生活にも大きな制限が現れるようになるため、内服や手術などの治療以外にも、リハビリや住宅環境の調整なども重要になります。
ほかにも、禁煙や節酒、適切なカロリーを意識した食生活、バランスのよい食事内容にするなど、生活習慣に気をつけることも大切です。
おだかクリニック 循環器内科 副院長
小鷹 悠二 監修
(参考文献)
猪原 匡史. Fabry病の診断と治療*. 神経治療. 2019, 36, 140–144.
R. Schiffmann, et al. Nephrol Dial Transplant. 2009, 24(7), 2102-2111.
S. Waldek, et al. Genet Med. 2009, 11(11), 790-796.
C. Kampmann, et al. Orphanet J Rare Dis. 2015, 010, 0125.
日本先天代謝異常学会.“ファブリー病診療ガイドライン2020”.日本先天代謝異常学会.https://jsimd.net/pdf/fabry2020.pdf,(参照 2025-01-27).
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