突発性発疹の発熱は1日だけで下がりますか?
突発性発疹の熱はまれに1日で下がることもありますが、通常3日前後続きます。
突発性発疹の熱は、通常3~4日続き、1日で下がることはまれです。
突発性発疹は、生後6か月から1歳半頃の乳幼児によくみられるウイルス感染症です。原因はヒトヘルペスウイルス6型や7型で、多くの子どもが乳幼児期に一度はかかる、ごく一般的な病気です。
典型的な経過としては、突然の高熱が数日続き、その後、熱が下がったタイミングで、全身に赤い発疹が出現するというパターンをとります。
発熱の期間は3〜5日間(平均3.8日)とされており、38〜40℃になることもありますが、比較的機嫌がよく、元気な様子を保っていることも特徴のひとつです。
1日で熱が下がるケースもごくまれにありますが、これは突発性発疹の典型的な経過とはやや異なります。
もし、1日だけ高熱が出て、すぐに下がった場合には、突発性発疹ではなく、別の軽いウイルス感染や、一時的な体調不良である可能性が高いと考えられます。
また、発疹が出る前に熱が下がるため、発疹が出るまでは、突発性発疹だと気づかれにくいこともあります。
まれに発熱が5日以上続いたり、熱のわりにぐったりしている場合は、突発性発疹以外の病気(尿路感染症や他のウイルス感染など)も考慮する必要があります。
そのため、発熱が長引いたり、様子が普段と違うと感じたときは、迷わず医師の診察を受けることが大切です。
宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
(参考文献)
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