大人が突発性発疹にうつることはありますか?
大人も突発性発疹にかかることがありますが、非常にまれです。
大人も突発性発疹にかかることはありますが、非常にまれです。
突発性発疹は、生後6か月から1歳半頃の乳児に多くみられるウイルス感染症で、ヒトヘルペスウイルス(HHV)6型、または7型が原因です。
主な特徴は、高熱が3~5日続いたあと、熱が下がると胸や背中、腹部などを中心に全身に発疹が現れることです。
約半数が1歳までに、9割が2歳までに感染するため、その後は免疫ができて再発することはほとんどありません。しかし、まれに大人が感染することがあります。
特に、以下のようなケースが報告されています:
- 幼少期に感染しなかった人が、大人になってから初めて感染した場合
- 免疫力が低下している人(臓器移植後、がん治療中、HIV感染など)で、HHV-6や7が再活性化した場合
大人が感染した場合には、発熱、全身倦怠感、喉の痛み、リンパ節の腫れなどが出ることがあり、発疹は出ないこともあります。
また、症状はインフルエンザや、他のウイルス感染症とよく似ているため、突発性発疹と診断されないことも多いです。
日常生活の中では、大人が乳幼児から突発性発疹をうつされることは非常にまれであり、健康な成人にとっては心配するほどの感染リスクはありません。
宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
(参考文献)
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