突発性発疹
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更新日:2023/01/25
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突発性発疹について「ユビー」でわかること
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突発性発疹と特に関連する症状について
次のような症状がある方はご注意ください。
体温が37.5℃以上
- 自覚した時期
- 3週間以上前から
- 症状の程度
- 38℃より高い
突発性発疹とはどんな病気ですか?
3日ほどの発熱後に全身に発疹が現れる病気です。治療法はないので、様子を見て構いません。3ヶ月以下の乳児の場合は病院を受診して下さい。ウイルスが原因ですが、感染力は弱いです。高熱による熱性けいれんが現れる場合がありますが、命に別状はありません。解熱後24時間経てば外出可能です。
突発性発疹への対処法は?
解熱剤などで対応します。発熱でぐったりしたり、水分がとれなかったりする場合は受診を検討してください。解熱していれば、登園や登校は可能です。なお解熱した後に出る発疹についても、特別な薬は必要ありません。
突発性発疹の専門医がいる近くの病院はありますか?
突発性発疹の専門医がいる病院を見る突発性発疹のQ&A
- A.
あまり一般的ではありませんが、鼻水や咳が出ることもあります。
解説鼻水や咳は、突発性発疹の症状として典型的ではありませんが、みられることもあります。
突発性発疹は、ヒトヘルペスウイルス6型、または7型による感染症で、主に6か月から1歳半頃の子どもにみられます。この病気の特徴的な症状は、3日前後続く突然の高熱と、解熱後に全身に現れる発疹です。
咽頭炎症状(喉の痛みや赤み)や、首周りのリンパ節の腫れもしばしばみられます。また、年長児では、頭痛や腹痛を訴えることもあります。
その他にみられる突発性発疹症の症状として、以下のものが報告されています。- 口の中の上あごの粘膜(口蓋)に小さな赤い斑点が出る(65%)
- 咳(62%)
- 鼻漏(61%)
- 下痢(24〜68%)
- まぶたのむくみ(30%)
- 赤ちゃんの頭のてっぺんのやわらかい部分(大泉門)が膨らむ(26%)
- まぶたの裏側の粘膜が赤く腫れたり、目やにが増える(25%)
- 嘔吐(21%)
- 急性中耳炎、鼓膜の発赤(8%)
鼻水や咳が、突発性発疹でみられることはありますが、突発性発疹の典型的な症状ではなく、あったとしても軽微です。
上気道症状(鼻水、咳、喉の痛みなど)が目立つ場合には、他のウイルス性の感染症の可能性も考えられます。
また、突発性発疹症は解熱後に発疹が出て初めて診断がつく場合も多く、発熱中は他の風邪と見分けがつかないこともあります。気になる症状がある場合には、小児科を受診しましょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るY Asano et al. Clinical features of infants with primary human herpesvirus 6 infection (exanthem subitum, roseola infantum). Pediatrics. 1994, 93, 104-8..
Renata Artimos de Oliveira Vianna et al. Role of human herpesvirus 6 infection in young Brazilian children with rash illnesses. Pediatr Infect Dis J . 2008, 27, 533-7. - A.
突発性発疹の熱はまれに1日で下がることもありますが、通常3日前後続きます。
解説突発性発疹の熱は、通常3~4日続き、1日で下がることはまれです。
突発性発疹は、生後6か月から1歳半頃の乳幼児によくみられるウイルス感染症です。原因はヒトヘルペスウイルス6型や7型で、多くの子どもが乳幼児期に一度はかかる、ごく一般的な病気です。
典型的な経過としては、突然の高熱が数日続き、その後、熱が下がったタイミングで、全身に赤い発疹が出現するというパターンをとります。
発熱の期間は3〜5日間(平均3.8日)とされており、38〜40℃になることもありますが、比較的機嫌がよく、元気な様子を保っていることも特徴のひとつです。
1日で熱が下がるケースもごくまれにありますが、これは突発性発疹の典型的な経過とはやや異なります。
もし、1日だけ高熱が出て、すぐに下がった場合には、突発性発疹ではなく、別の軽いウイルス感染や、一時的な体調不良である可能性が高いと考えられます。
また、発疹が出る前に熱が下がるため、発疹が出るまでは、突発性発疹だと気づかれにくいこともあります。
まれに発熱が5日以上続いたり、熱のわりにぐったりしている場合は、突発性発疹以外の病気(尿路感染症や他のウイルス感染など)も考慮する必要があります。
そのため、発熱が長引いたり、様子が普段と違うと感じたときは、迷わず医師の診察を受けることが大切です。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るJ.Cherry, S.L.Kaplan, G.J.Demmler-Harrison, et al. Feigin & Cherry's Textbook of Pediatric Infectious Diseases, 59, 559-561.e2, 9th ed., in 2 vols. 2025, ELSEVIER.
国立感染症研究所感染症情報センター.突発性発疹.国立健康危機管理研究機構 感染症情報提供サイト,https://id-info.jihs.go.jp/diseases/ta/roseola/010/exanthem-subitum.html(参照 2025-05-26) - A.
突発性発疹は顔にも出ますが、顔や目の周りだけに出るのはまれです。
解説突発性発疹の発疹が顔に出ることはありますが、顔や目の周りだけに出ることはまれです。
突発性発疹は、生後6ヵ月から1歳半頃の乳児に多くみられるウイルス感染症で、ヒトヘルペスウイルス6型、または7型が原因です。
主な特徴は、高熱が3~5日続いたあと、熱が下がると同時に発疹が出るのが特徴です。発疹は赤くて小さな斑点状(平たく、あまり盛り上がっていない)で、胸や背中、お腹を中心に広がり、次第に顔や手足にも出てくるのが一般的な経過です。
「顔や目の周りだけに発疹が出る」というケースは、突発性発疹ではあまりみられません。突発性発疹の発疹は、広範囲に出ることが多く、顔だけ、特に目の周りだけに限局する場合は、別の原因の皮膚症状の可能性があります。
例えば、以下のようなものが考えられます。突発性発疹の場合、発疹自体はかゆみが少なく、2~3日で自然に消えていきます。顔や目の周りにのみ、明らかな赤みや発疹があり、かゆみ、腫れ、水ぶくれ、目の充血などを伴うようであれば、他の病気や皮膚のトラブルが疑われます。
ご家庭で判断が難しいときは、小児科や皮膚科で診てもらうことをおすすめします。正確な診断には、全身の状態や熱の経過、発疹の広がり方などを総合的に確認することが必要です。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るJ.Cherry, S.L.Kaplan, G.J.Demmler-Harrison, et al. Feigin & Cherry's Textbook of Pediatric Infectious Diseases, 59, 559-561.e2, 9th ed., in 2 vols. 2025, ELSEVIER.
国立感染症研究所感染症情報センター.突発性発疹.国立健康危機管理研究機構 感染症情報提供サイト,https://id-info.jihs.go.jp/diseases/ta/roseola/010/exanthem-subitum.html(参照 2025-05-26) - A.
突発性発疹の発疹には、通常かゆみはほとんどありません。
解説突発性発疹でみられる発疹に、通常、かゆみはありません。
突発性発疹は、生後6ヵ月から1歳半頃の乳児に多くみられるウイルス感染症で、ヒトヘルペスウイルス6型、または7型が原因です。
主な特徴は、高熱が3~5日続いたあと、熱が下がると全身に発疹が現れることです。
発疹は赤く小さな斑点状(平ら)で、お腹や背中を中心に、顔や手足に広がることがあります。かゆみや痛みはほとんどの場合ありません。
一部の子どもでは、かすかなかゆみを感じることもありますが、多くは気にするほどではなく、掻いたり、不機嫌になったりすることはあまりありません。
かゆみがみられる場合には、まずは冷却や保湿で対応しましょう。かゆみが強い場合は、他の発疹性の病気(例えば蕁麻疹、アレルギー反応、麻疹、風疹、水痘、手足口病など)の可能性も考えられます。
そのため、発疹の見た目や形(大きさ、盛り上がり、水疱、かさぶたの有無など)、発疹の出現部位、発熱の経過などとあわせて、小児科で診てもらうことが大切です。
市販のかゆみ止めや軟膏の使用は、乳幼児には刺激が強すぎたり、症状を悪化させる可能性もあるため自己判断では使わず、必ず小児科医に相談してください。場合によっては、医師が抗ヒスタミン薬や外用薬を処方することもあります。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るJ.Cherry, S.L.Kaplan, G.J.Demmler-Harrison, et al. Feigin & Cherry's Textbook of Pediatric Infectious Diseases, 59, 559-561.e2, 9th ed., in 2 vols. 2025, ELSEVIER.
国立感染症研究所感染症情報センター.突発性発疹.国立健康危機管理研究機構 感染症情報提供サイト,https://id-info.jihs.go.jp/diseases/ta/roseola/010/exanthem-subitum.html(参照 2025-05-26) - A.
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
解説以下の症状に当てはまる場合、突発性発疹の可能性があります。
- 生後6ヶ月~2歳頃の乳幼児である
- 突然高熱が出る:いきなり38~39度の高熱が出る
- 高熱が続く:熱が3日以上続く
- 発疹の出現:熱が下がった後に赤い発疹が全身に広がる
- 元気さ:高熱にもかかわらず、子どもが比較的元気
- 風邪のような症状:下痢や咳などの風邪のような症状がある
また、症状検索エンジン「ユビー」で質問に沿って回答を進めるだけで、突発性発疹かどうかのセルフチェックができます。ぜひご活用ください。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る公益社団法人日本皮膚科学会.子供のウィルス感染症 Q15 - 皮膚科Q&A(公益社団法人日本皮膚科学会).日本皮膚科学会,https://www.dermatol.or.jp/qa/qa40/q15.html(参照 2025-01-28)
子どもの病気.丹々会,https://tantankai.com/Disease.php?id=15(参照 2025-01-28) - A.
突然の高熱です。
解説突発性発疹の初期症状は、主に突然の高熱です。一般的に38℃以上の発熱が見られ、39℃程度まで上昇することもあります。
この高熱は3~5日程度続き、体温が高い状態が続く「稽留熱」と呼ばれる状態を維持するのが特徴です。
そのほか、発熱している期間に、頸や腋のリンパ節腫大、吐き気、下痢、頭にある大泉門と呼ばれる頭蓋骨の隙間の膨らみ、まぶたや結膜のむくみなどが起こることがあります。
このような高熱が続いたあとに、特徴的な赤い発疹が現れて、突発性発疹と診断されます。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る公益社団法人日本皮膚科学会.子供のウィルス感染症 Q15 - 皮膚科Q&A(公益社団法人日本皮膚科学会).日本皮膚科学会,https://www.dermatol.or.jp/qa/qa40/q15.html(参照 2025-01-28)
子どもの病気.丹々会,https://tantankai.com/Disease.php?id=15(参照 2025-01-28) - A.
最初に高熱が数日続き、解熱したあとに発疹が現れる、といった流れをたどります。
解説突発性発疹の主な症状として、以下のようなものが挙げられます。最初に高熱が数日続き、解熱した後に発疹が現れる、といった流れをたどります。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る公益社団法人日本皮膚科学会.子供のウィルス感染症 Q15 - 皮膚科Q&A(公益社団法人日本皮膚科学会).日本皮膚科学会,https://www.dermatol.or.jp/qa/qa40/q15.html(参照 2025-01-28)
https://www.dermatol.or.jp/qa/qa40/q15.html
子どもの病気.丹々会,https://tantankai.com/Disease.php?id=15(参照 2025-01-28)
https://tantankai.com/Disease.php?id=15
突発性発疹について、医師からのよくある質問
- 発熱が続いた後、解熱と同時に赤いぶつぶつが出てきましたか?
- 体温は37.5℃以上ですか?
- 発赤は体の一部ではなく全身に出ていますか?
- 皮ふに赤いブツブツがありますか?あるいは皮ふが赤くなっていますか?
- 皮ふに何らかの異常がありますか?
監修医師
診療科・専門領域
- 小児科
- 救急科