突発性発疹がうつる期間はいつまでですか?
主に、高熱を出てから、解熱後発疹が現れる前までの期間に感染性があります。
突発性発疹がうつる期間は、主に高熱が出てから、解熱後に発疹が現れる前までです。
突発性発疹は、生後6か月から1歳半頃の乳児に多くみられるウイルス感染症で、ヒトヘルペスウイルス6型、または7型が原因です。主な特徴は、高熱が3~5日続いた後、解熱と同時に全身に発疹が現れることです。
このウイルスは、感染者の唾液や呼吸器の分泌物を通じて広がります。子ども同士でうつることが多く、おもちゃの共有や舐めた手で触れたものを通じて感染する場合もあります。
うつる期間は、主に発熱してから発疹が現れるまでの期間です。発熱の直前・直後に最も感染力が強く、解熱後最大24時間は感染性が残るとされています。
発疹が現れ、熱が下がり始めると、感染力は急速に低下します。解熱24時間後以降は、発疹がまだ残っていても、周囲へ感染させるリスクは非常に低くなります。
そのため、熱が下がって元気があれば、保育園や幼稚園に通っても差し支えないとされます。
一方で多くの場合、感染から症状が出るまで(潜伏期間)は約1〜2週間とされており、発熱前からウイルスを排出していることもあるため、保育園や幼稚園などの密接な接触環境では、子ども同士の感染を防ぐことは困難です。
発症した場合は、他の子どもとの接触を避けることが推奨されます。感染が広がらないよう、発症後数日は安静にし、公共の場所に出ることは控えたほうがよいでしょう。
宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
(参考文献)
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