突発性発疹は子ども同士でうつることはありますか?

突発性発疹は子ども同士でうつることがありますが、感染力はそれほど強くありません。

解説

突発性発疹は、子ども同士でうつることはあります。

突発性発疹は、生後6か月から1歳半頃の乳児に多くみられるウイルス感染症で、ヒトヘルペスウイルス6型、または7型が原因です。

主な特徴は、高熱が3~5日続いたあと、熱が下がると同時に胸や背中、腹部などを中心に全身に発疹が現れることです。

このウイルスは、感染している子どもの唾液や呼吸器の分泌物を通じて、周囲へ感染すると考えられており、子ども同士で感染することがあります。

例えば、おもちゃの共有、舐めた手で触れたものを通じて感染する場合があります。ただし、インフルエンザRSウイルスなどと比べると、感染力はそれほど強くないとされています。

突発性発疹は多くの場合、感染から症状が出るまで(潜伏期間)は約1〜2週間とされており、発熱が始まる前からウイルスを排出していることもあるため、保育園や幼稚園などの密接な接触環境では、子どもたちの間での感染を防ぐことは困難です。

一方で、感染力は発熱している時期に最も強く、発熱が下がり、体に発疹が出るころには、すでに他人への感染力は低下していると考えられています。そのため、熱が下がって元気があれば、保育園や幼稚園に通っても差し支えないとされます。

発熱中や体調不良の間は無理をさせずに、自宅で安静にしましょう。家庭や保育施設では、手洗いやおもちゃの消毒などの衛生管理が感染予防に役立ちます。

公開日

最終更新日

宮城県立こども病院 小児科

谷河 翠 監修

おすすめのQ&A
関連する病気と症状

(参考文献)

この記事をシェアする

治療が必要な患者様へのお願い

突発性発疹

の方は説明を必ずお読みください

こちらのQRコードを

スマーフォンのカメラで読み取ってください

疾患について分かりやすくまとまっています
1

QRコードを読み取るだけ 非接触で安心

2

一問一答なので 読むのが簡単

3

どんな治療をするべきか 納得して取り組める

関連するQ&A
関連する病気と症状
気になる症状はユビーアプリで簡単チェック
初めての方へ

ユビー病気のQ&Aとは?

現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。

病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ
無料で症状を調べる
症状を調べる

症状検索エンジン「ユビー」

体調に不安がある、医療機関への受診を考えている方向けに、20〜30問程度の質問に答えることで、あなたに関連性のある病名や、適切な受診先を無料で調べられます。

医療機関を探す
医療機関を探す

お近くの病院をお探しの方へ

「受診科が分からない」「どの医療機関に行ったらいいか分からない」といった悩みは、ユビーの病院検索が便利です。近所の病院も探せるので、ぜひご利用ください。

治療法を調べる
治療法を調べる

治療案内ユビー

自身の治療情報を登録することで、治療の選択肢や使っている薬についてなど、あなたの参考になりそうな治療情報を調べられる機能です。

ネットで医師相談
ネットで医師相談

ユビーかんたん医師相談

病院にすぐに行くべきかなど悩んだタイミングですぐに相談。つらくて病院に行けないとき、時間がないとき、夜間や休日などに、いつでも医師に相談できます。