認知症の場合の切迫性便失禁は、どのような対策をすればいいですか?
生活環境や排便習慣を整えることが大切です。
認知症の方では、トイレの場所がわからなくなったり、便意に気づきにくくなったりすることで、切迫性便失禁が起こることがあります。そのため、「どう予防するか」「どう支援するか」がとても大切です。
例えば、トイレの場所がわからなくなる場合には、トイレの入り口に大きなマークをつけて目立たせたり、決まった時間にトイレへ誘導するような工夫が効果的です。
介護する人が排泄の時間やパターンを記録しておくと、排泄のリズムを予測しやすくなります。夜間はトイレまでの通路に明かりをつけるなど、安全対策も重要です。
また、毎日の排便リズムを整えることも大切です。例えば、朝食後にトイレに行く習慣をつけると、自然に排便のタイミングが定まりやすくなります。
便秘によって失禁が悪化することもあるため、水分や食物繊維をしっかり摂ること、場合によっては下剤で排便を促すことも効果的です。
医療法人社団明世会成城内科 消化器科
重松 秀 監修
(参考文献)
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