緊張性気胸の場合、主にどのような治療をしますか?
肺の周りにたまった空気をすぐに排出するための緊急処置(針穿刺または胸腔ドレーン挿入)が行われます。
緊張性気胸は非常に緊急性の高い状態のため、肺の周りの空間(胸膜腔)にたまった空気を迅速に排出することが最も重要です。このための主な治療法は、以下の通りです。
針穿刺(しんせんし)
胸に針を刺し、空気を抜きます。
胸腔ドレーン挿入(きょうくうドレーンそうにゅう)
胸に細い管(ドレーン)を入れ、空気を継続的に排出します。
これらの処置は、患者さんの心臓や呼吸の状態を安定させるための蘇生処置と同時に、緊急で行われます。レントゲンなどの画像検査がすぐにできない場合や、結果がはっきりしない場合でも、医師の判断で直ちにこれらの処置が行われることがあります。 なお、緊張性気胸を経験した患者さんの再発予防のためには、胸腔鏡手術(きょうくうきょうしゅじゅつ)が検討されることもあります。


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京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
Marc Noppen et al.“Pneumothorax”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/18708734/,(参照 2025-08-29).
Derek J Roberts et al.“Clinical Presentation of Patients With Tension Pneumothorax: A Systematic Review”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25563887/,(参照 2025-08-29).
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