緊張性気胸

胸の中に空気がたまり、心臓や肺を強く圧迫し、命に関わる状態になる、緊急性の高い気胸の一種です。

外傷（けが）、機械換気、心肺蘇生などが主な原因となり、自然気胸から進行することもあります。

緊張性気胸は気胸の中でも、心臓や肺の働きを妨げて命に関わる危険な状態を指します。

緊張性気胸は命に関わる緊急事態であり、迅速な治療が行われなければ死亡する可能性があります。

新生児も緊張性気胸になる可能性はあります。

血圧低下、脈拍増加（頻脈）、息切れ（重度の呼吸困難）など、全身状態が悪くなる重い症状が出ます。

緊張性気胸は急速に進行する重篤な状態であり、低血圧、重度の呼吸困難などが主要な症状として現れます。

解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。

肺の周りにたまった空気をすぐに排出するための緊急処置（針穿刺または胸腔ドレーン挿入）が行われます。

気胸の再発予防のため、禁煙やスキューバダイビングの回避、航空機搭乗の制限などが重要です。

命に関わる緊急性の高い状態のため、ためらわずに救急外来を受診してください。

息切れや胸の痛みが突然起こり、息苦しさがひどい場合は、直ちに救急医療機関を受診してください。