子どもが円形脱毛症になる原因はなんですか？

子どもが円形脱毛症になる原因としては、遺伝的な素因や、自己免疫反応、ストレスなどが挙げられます。

遺伝的素因

血がつながった家族に円形脱毛症の患者さんがいる場合、円形脱毛症の発症リスクが高くなると報告されています。

自己免疫反応

免疫システムが誤って自分自身を攻撃し、毛の根元にある毛包にダメージが与えられることによって、円形脱毛症になることがあります。

ストレス

精神的ストレスや身体的ストレスによって、円形脱毛症が引き起こされることがあります。

円形脱毛症の子どもの一部にアトピー性疾患の既往が報告されているため、アトピー性疾患との関連も示唆されています。

また、明確には証明されていないものの、感染症やホルモンとの関係も指摘されています。

子どもの中でも、乳幼児の発症率に比べ、小中学生の発症率は高いと報告されています。

子どもが円形脱毛症を発症した場合には、いじめや不登校につながる可能性もあるため、早期の治療介入や周囲のサポートが極めて重要です。

治療期間は治療法によって異なりますが、数ヶ月を要することが多く、難治となる場合は年単位を要することもあります。

お子さんが円形脱毛症でお困りの場合は、速やかに医療機関を受診するようにしてください。