非結核性抗酸菌症には初期症状はありますか?
一般的にはゆっくりと発症することが多く、感染初期には症状が出にくい病気です。
「非結核性抗酸菌」はさまざまな細菌の総称であるため、具体的な細菌の種類によって、病気の進行速度が異なります。また、同じ種類の細菌による感染でも、進行速度は人によって異なります。そのため、初期症状について一概には言えませんが、症状が出る場合は咳や痰などが代表的です。
非結核性抗酸菌症の中で最も多いMAC症(MACという菌による感染症)は、一般的な呼吸器感染症と比べて進行が遅いことが多く、何年にもわたって徐々に進行することもあります。このように進行が遅い場合、特に感染初期には症状が出ないことも少なくありません。ただし、MAC症の中にも進行が速い方もいるため、経過は人それぞれです。
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最終更新日:
医療法人 長又医院 呼吸器内科
長又 誠 監修
(参考文献)
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