非結核性抗酸菌症による死亡例はありますか?
進行例や基礎疾患合併例では死亡に至ることがあります。
非結核性抗酸菌症(NTM)は、結核ほど致死的ではないものの、進行例や基礎疾患合併例では死亡に至ることがあります。
日本におけるNTMによる死亡率は、近年増加傾向にあり、特に高齢女性において増加が顕著です。
また、NTMの罹患率の上昇に伴い、近年では女性において結核による死亡例よりも、NTMによる死亡例のほうが多いと考えられています。
特に、線維空洞型や喀痰塗抹陽性例では、呼吸不全・大量喀血のリスクが高く、早期治療と継続的な専門医フォローが不可欠です。
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
M Fleshner et al. Mortality among patients with pulmonary non-tuberculous mycobacteria disease. Int J Tuberc Lung Dis. 2016, 20, 582-7.
Ko Harada et al. Trends in the Nontuberculous Mycobacterial Disease Mortality Rate in Japan: A Nationwide Observational Study, 1997-2016. Clin Infect Dis. 2021, 73, e321-e326.
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