胸腺腫を手術しないとどうなりますか?
胸腺腫を手術しないと命に関わる可能性が高くなります。
胸腺腫を手術しないと治療が難しくなり、命に関わる可能性が高まります。胸腺腫は進むにつれて心臓や肺など周囲の臓器へ広がり、後から腫瘍を取り除くことが難しくなることがあります。
手術を受けなかった場合の5年生存率(5年後に生きている人の割合)は約36%と報告されており、手術で腫瘍を完全に取り除けた場合(約95%)と比べると大きな差があります。
また、手術をしても腫瘍が残った場合の5年生存率は約64%と、完全に取り切れた場合より低くなります。このため、手術ができるうちに切除することが、その後の経過や余命の改善につながります。
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京都大学医学部付属病院呼吸器内科 呼吸器内科
山城 春華 監修
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