騒音性難聴の場合、主にどのような治療をしますか?
騒音性難聴は慢性の聴器障害であり、聴力を改善する方法はなく、予防が重要な病気です。
騒音性難聴は、音による聴器障害(音響性聴器障害)の一種です。
音響性聴器障害には、急性音響性聴器障害と慢性音響性聴器障害があり、騒音性難聴は、慢性音響性聴器障害に分類されます。
騒音性難聴の場合
騒音性難聴による聴力障害に対して治療方法はなく、日常生活に支障がある場合には補聴器を使用して対応します。
騒音下での作業を長時間行う場合には、作業環境の改善や耳栓やイヤーマフといった聴覚保護具の使用を行い、予防することが重要です。
急性音響性聴器障害の場合
急性音響性聴器障害は、短時間に強大音に曝露されたことによる難聴です。
爆発音や銃声などを予期せずに聞いてしまった場合や、コンサートで大きな音を聴き続けた場合などがあります。
早期に受診された場合には、突発性難聴に準じて以下のような治療を行います。
- ステロイド
- 脳循環改善薬
- ビタミンB12
真生会富山病院 耳鼻咽喉科
阿河 光治 監修
(参考文献)
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