尿毒症の場合、主にどのような治療をしますか?
尿毒症の治療は原因や重症度によって異なり、透析療法が検討される場合もあります。
尿毒症は、腎機能の低下によって起こります。しかし少し腎臓が悪くなる程度では起こりません。
末期腎不全(慢性腎臓病ステージG5D)と呼ばれる段階、すなわち透析や移植が必要となるくらい悪くなったときに起こります。
腎臓が悪くなる原因は、大きく腎前性・腎性・腎後性と3つあります。
腎前性は腎臓に流れる血液が不足することで起こる腎不全で、 脱水などが原因で起こることが多く、 十分な点滴をすることで改善する場合があります。
腎後性は腎臓の出口、 つまり尿管や膀胱、 尿道など尿の通り道がなんらかの理由で閉塞することで起こる腎不全です。尿管結石や前立腺肥大などが挙げられます。その場合はそれぞれの閉塞の原因を取り除くことで改善する場合があります。
腎性というのは腎臓そのものが原因で起こる腎不全で、 もともとの腎臓の病気が悪くなって起こることが多いです。その場合は末期腎不全の段階であることが多く、 透析などの腎代替療法が必要となる場合が多いです。
虎の門病院分院 腎臓内科
大庭 悠貴 監修
(参考文献)
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