尿毒症の診断基準はなんですか?
尿毒症の診断基準というものはありませんが、尿毒症は末期腎不全の症状であり、透析導入の判断基準です。
尿毒症は、透析や移植が必要となるくらいの腎機能の低下によって起こります。
尿毒症の症状は、本邦の透析導入の基準における「I. 臨床症状」に含まれます。
一般的には血清クレアチニン(Cre)が 8mg/dL以上、 糸球体濾過量(GFR)やクレアチニンクリアランス(CCr)という数字が、 10 mL/min/1.73m2 (または10 mL/分) 未満 であることが、本邦の透析導入の基準における「II. 腎機能」の最も高い点数です。つまり、これ以上腎機能が悪くなると、尿毒症を起こしやすくなります。
尿毒症の症状は多彩ですが、主に以下のような症状が挙げられます。
尿毒症は腎不全に伴って起こりますので、 尿毒症が起こるときには身体の水分も過剰となり、
なども同時に起こってきます。
これらの症状の出方は、人によって異なります。
虎の門病院分院 腎臓内科
大庭 悠貴 監修
(参考文献)
詫摩武英ほか. 尿 毒 症 の 治 療. 血液と脈管. 1973, 4, 1167-1172.
日本透析医学会.日本透析医学会 - ガイドライン・提言.日本透析医学会,https://www.jsdt.or.jp/dialysis/2094.html(参照 2025-01-14)
厚生労働省.“身体障害者診断書・意見書 じん臓機能障害”..https://www.fukushi.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/fukushi/7-zinzou20202,(参照 1899-12-30).
富野康日己. 4.慢性腎不全の病態と治療. 日本内科学会雑誌. 2010, 99, 48-59.
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