慢性特発性蕁麻疹は主にどのような薬で治療しますか？副作用はありますか？
慢性特発性蕁麻疹の治療は抗ヒスタミン薬が中心で、副作用は眠気や口渇などがあります。
慢性特発性蕁麻疹の治療には、主に抗ヒスタミン薬が使用されます。これらはヒスタミンという化学物質の働きを抑え、かゆみや膨疹の症状を軽減します。
通常は、1日1回の服用で効果が見られますが、効果が不十分な場合は医師の指導のもとで用量を増やすことがあります。
また、抗ヒスタミン薬で症状が改善しない場合には、オマリズマブ（抗IgE抗体）やデュピルマブ（抗IL-4/13受容体抗体）などの生物学的製剤が使用されることもあります。この治療は、免疫系に働きかけて症状を抑える新しい治療法です。
抗ヒスタミン薬の主な副作用としては、眠気や口渇がありますが、最近の薬はこれらの副作用が軽減されています。
一方、オマリズマブなどの生物学的製剤の副作用としては、注射部位の反応（赤み、腫れ）や、まれにアナフィラキシー（重篤なアレルギー反応）があります。
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最終更新日：
東日本橋内科クリニック 循環器内科 院長
白石 達也 監修
(参考文献)
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