黄色腫が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?
皮膚に黄色様の結節が現れるなど、皮膚に異常が現れたら、皮膚科などを受診しましょう。
黄色腫は、原因として高脂血症が潜んでいる場合が多いため、他の合併症をきたさないためにも早めの病院受診が大切です。
そのため、以下のような皮膚症状として疑わしいものが出現した場合は、すぐに皮膚科を受診するようにしましょう。高脂血症がその背景にある場合、内科での治療も必要となります。
結節性黄色腫
膝、肘、手足の指などよくこすれる部位で好発し、直径数mm~数cm大の盛り上がりのある黄色~赤褐色の固い結節を生じます。
腱黄色腫
結節性黄色腫の一種で、アキレス腱や手足膝の腱が肥厚します。神経症状などを伴う場合は、難病である、脳腱黄色腫症の可能性もあるため注意が必要です。
扁平黄色腫
盛り上がりの少ない、黄色の扁平な皮疹をきたします。
眼瞼黄色腫
緩やかに膨らんだ結節がまぶたの上にできます。
発疹性黄色腫
径数mm以下の小型の黄色調丘疹が全身に多発します。
疣状黄色腫
口の中や唇、外陰部に好発する、黄色~赤色でドーム状~有茎性、表面が顆粒状な小結節です。
公開日:
最終更新日:
大阪府済生会泉尾病院 皮膚科
野村 祐輝 監修
(参考文献)
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黄色腫
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「黄色腫」とはどのような病気ですか?
黄色の斑や丘疹、結節がみられる病気で、脂質代謝異常を伴う場合と伴わない場合があります。
黄色腫の原因は何がありますか?
黄色腫の原因の多くは、高脂血症ですが、高脂血症を伴わない黄色腫もあります。
黄色腫ではどのような症状がありますか?
黄色腫の種類によってさまざまなパターンの皮膚症状が現れます。
黄色腫には初期症状はありますか?
黄色腫自体が高脂血症の初期症状として現れることが多いです。
黄色腫の場合、主にどのような治療をしますか?
黄色腫の治療は、代謝異常がある場合はその治療に加えて、皮膚症状に対する外科的治療を行います。
黄色腫が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
まずは皮膚科を受診するのが良いですが、その結果、内科受診もすすめられることがあります。
黄色腫のセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目や症状検索エンジン「ユビー」での質問への回答でセルフチェックができます。
黄色腫は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
黄色腫の原因に高脂血症がある場合は、高脂血症の薬を使用します。
黄色腫で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
黄色腫の皮膚症状に対しては、薬物治療よりも外科的治療が行われます。
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