黄色腫は体のどこにできる?黄色腫と症状の関連性をAIで無料でチェック
監修医師阿部 吉倫内科
- 更新日
- 2026/10/27
- 公開日
- 2020/09/03
黄色腫とは
皮ふや粘膜に出現する、黄色がかった発疹で、目の周りにできることが多いです。脂質異常症に併発することがあります。
「黄色腫」とはどのような病気ですか?
黄色の斑や丘疹、結節がみられる病気で、脂質代謝異常を伴う場合と伴わない場合があります。
黄色腫とは、黄色の斑や丘疹、結節がみられる病気で、脂質代謝異常を伴う場合と伴わない場合があり、その症状や機序によって以下のように多くの種類に分類されます。
結節性黄色腫
膝、肘、手足の指などよくこすれる部位で好発します。高コレステロール血症に伴い、直径数mm~数cm大の盛り上がりのある黄色~赤褐色の固い結節を生じます。
腱黄色腫
結節性黄色腫の一種で、高コレステロール血症に伴い、アキレス腱や手足膝の腱が肥厚します。神経症状などを伴う場合は、難病である、脳腱黄色腫症の可能性もあるため注意が必要です。
扁平黄色腫
盛り上がりの少ない、黄色の扁平な皮疹をきたします。高脂血症を伴う場合と伴わない場合があります。
眼瞼黄色腫
緩やかに膨らんだ結節がまぶたの上にでき、患者さんの多くで高脂血症が見られます。
発疹性黄色腫
径数mm以下の小型の黄色調丘疹が全身に多発し、患者さんの多くで高脂血症が見られます。
疣状黄色腫
口の中や唇、外陰部に好発する、黄色~赤色でドーム状~有茎性、表面が顆粒状な小結節です。
このように多くの種類に分類することができますが、日常診療で最も多いのは眼瞼黄色腫です。
黄色腫の症状
発疹性黄色腫ではどのような症状が出ますか?
お尻・肩・四肢などに小さく黄色い丘疹が多発します。
発疹性黄色腫では、直径5mm以下の小さく黄色い丘疹がお尻・肩・四肢伸側(曲がらない側)などに多発します。痒みを伴うこともあります。高トリグリセリド血症(Ⅰ・Ⅳ・Ⅴ型)や糖尿病に伴って出現することがあります。
黄色腫には初期症状はありますか?
黄色腫自体が高脂血症の初期症状として現れることが多いです。
黄色腫自体が高脂血症の初期症状として現れることが多いです。
黄色腫に関しては初期より、それぞれ以下のような多彩な皮膚症状が現れます。
結節性黄色腫
膝、肘、手足の指などよくこすれる部位で好発し、直径数mm~数cm大の盛り上がりのある黄色~赤褐色の固い結節を生じます。
腱黄色腫
結節性黄色腫の一種で、アキレス腱や手足膝の腱が肥厚します。神経症状などを伴う場合は、難病である脳腱黄色腫症の可能性もあるため注意が必要です。
扁平黄色腫
盛り上がりの少ない、黄色の扁平な皮疹をきたします。
眼瞼黄色腫
緩やかに膨らんだ結節がまぶたの上にできます。
発疹性黄色腫
径数mm以下の小型の黄色調丘疹が全身に多発します。
疣状黄色腫
口の中や唇、外陰部に好発する、黄色~赤色でドーム状~有茎性、表面が顆粒状な小結節です。
結節性黄色腫ではどのような症状が出ますか?
肘・膝や手足の関節部に結節が出現します。
結節性黄色腫では、肘および膝などの四肢伸側(曲がらない側)や手足の関節部に出現しやすい、5mm~数cm大の隆起を伴う赤~黄色の硬い結節が特徴です。高コレステロール血症(Ⅱ型)に伴うことが多いとされています。
黄色腫ではどのような症状がありますか?
黄色腫の種類によってさまざまなパターンの皮膚症状が現れます。
黄色腫では、種類によって以下のように違った皮膚症状が現れます。
結節性黄色腫
膝、肘、手足の指などよくこすれる部位で好発し、直径数mm~数cm大の盛り上がりのある黄色~赤褐色の固い結節を生じます。
腱黄色腫
結節性黄色腫の一種で、アキレス腱や手足膝の腱が肥厚します。神経症状などを伴う場合は、難病である、脳腱黄色腫症の可能性もあるため注意が必要です。
扁平黄色腫
盛り上がりの少ない、黄色の扁平な皮疹をきたします。
眼瞼黄色腫
緩やかに膨らんだ結節がまぶたの上にできます。
発疹性黄色腫
径数mm以下の小型の黄色調丘疹が全身に多発します。
疣状黄色腫
口の中や唇、外陰部に好発する、黄色~赤色でドーム状~有茎性、表面が顆粒状な小結節です。
黄色腫の原因
生活習慣病が原因で黄色腫ができますか?
できることもあります。
黄色腫の原因の多くは高脂血症に由来します。高脂血症とは、血液中のコレステロールや中性脂肪などが多い状態です。
黄色腫で黄色調の結節が現れるのは、このようにたまった脂質を貪食(どんしょく)した細胞が、皮膚真皮内に多数浸潤しているためです。
しかし、すべての種類の黄色腫が高脂血症に由来するわけではなく、血液中の脂質には異常がない場合や脂質以外の代謝異常症の場合に続発して生じる場合もあります。
例えば、結節性黄色腫や眼瞼黄色腫では高脂血症が原因であることが多いですが、疣状黄色腫では、そうでない場合もみられます。
黄色腫の原因は何がありますか?
黄色腫の原因の多くは、高脂血症ですが、高脂血症を伴わない黄色腫もあります。
黄色腫の原因の多くは高脂血症に由来します。高脂血症とは、血液中のコレステロールや中性脂肪などが多い状態です。
黄色腫で黄色調の結節が現れるのは、このようにたまった脂質を貪食(どんしょく)した細胞が、皮膚真皮内に多数浸潤しているためです。
しかし、すべての種類の黄色腫が高脂血症に由来するわけではなく、血液中の脂質には異常がない場合や、脂質以外の代謝異常症の場合に続発して生じる場合もあります。
例えば、結節性黄色腫や眼瞼黄色腫などでは高脂血症が原因であることが多いですが、疣状黄色腫などでは、そうでない場合もみられます。
黄色腫の検査・診断
黄色腫のセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目や症状検索エンジン「ユビー」での質問への回答でセルフチェックができます。
黄色腫を疑うべき症状は以下の通りです。以下に当てはまる症状があれば、皮膚科を受診することをおすすめいたします。
- 膝、肘、手足の指などよくこすれる部位で好発する、直径数mm~数cm大の盛り上がりのある黄色~赤褐色の固い結節がある
- アキレス腱や手足膝の腱の肥厚がある
- 盛り上がりの少ない、黄色の扁平な皮疹がある
- 緩やかに膨らんだ結節(特にまぶた)がある
- 径数mm以下の小型の黄色調丘疹(全身に多発)がある
また、症状検索エンジン「ユビー」で質問に沿って回答を進めるだけで、黄色腫かどうかのセルフチェックができます。ぜひご活用ください。
黄色腫の治療・対処法
黄色腫への対処法は?
脂質異常症の治療が基本です。日常の食事でも脂質を取りすぎないことを心がけてください。外科的な治療が適応になることもあるため、治りが悪い場合や目立つ場合には医師と相談ながら経過をみてください。
黄色腫は、液体窒素で治療するのですか?
黄色腫は液体窒素で治療することがあります。
黄色腫の皮膚病変に対して、液体窒素で治療することがあります(凍結療法)。
具体的には、液体窒素で病変を凍結させ、脱落を促したり、病変を徐々に縮小させます。しかし、デメリットとして治療に時間がかかります。
そのため、早く治したい場合は、手術またはレーザー治療をおすすめいたします。
手術では、メスを用いて病変を切除します。合併症として、縫合箇所の皮膚のひきつれや傷跡があります。
一方、レーザー照射では、小さい病変に対して、レーザーで焼灼(しょうしゃく)します。傷跡が残りにくいことがメリットとして挙げられますが、保険外診療となると治療費が高額になることがあります。
黄色腫の場合、主にどのような治療をしますか?
黄色腫の治療は、代謝異常がある場合はその治療に加えて、皮膚症状に対する外科的治療を行います。
黄色腫の治療は、原因となる代謝異常の根本的治療と皮膚症状に対する局所的治療に分けられます。
黄色腫の原因に、代謝異常がみられる場合は、全身的な治療を行います。
具体的には、高脂血症に対する食事療法(低脂肪食、低カロリー食、低炭水化物食など)や薬物療法を行います。
皮膚症状に対しては、手術、レーザー照射、凍結療法などを行います。
代謝異常に対しては、長期間、高脂血症治療薬を投与することが、再発を防ぐためにも大切です。
受診の目安・何科を受診するべきか
黄色腫の名医の探し方を教えてください。
特にありません。
「黄色腫の名医の探し方を教えてください。」に関しては、以下に個人の見解を記載します。
参考文献
黄色腫が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?
皮膚に黄色様の結節が現れるなど、皮膚に異常が現れたら、皮膚科などを受診しましょう。
黄色腫は、原因として高脂血症が潜んでいる場合が多いため、他の合併症をきたさないためにも早めの病院受診が大切です。
そのため、以下のような皮膚症状として疑わしいものが出現した場合は、すぐに皮膚科を受診するようにしましょう。高脂血症がその背景にある場合、内科での治療も必要となります。
結節性黄色腫
膝、肘、手足の指などよくこすれる部位で好発し、直径数mm~数cm大の盛り上がりのある黄色~赤褐色の固い結節を生じます。
腱黄色腫
結節性黄色腫の一種で、アキレス腱や手足膝の腱が肥厚します。神経症状などを伴う場合は、難病である、脳腱黄色腫症の可能性もあるため注意が必要です。
扁平黄色腫
盛り上がりの少ない、黄色の扁平な皮疹をきたします。
眼瞼黄色腫
緩やかに膨らんだ結節がまぶたの上にできます。
発疹性黄色腫
径数mm以下の小型の黄色調丘疹が全身に多発します。
疣状黄色腫
口の中や唇、外陰部に好発する、黄色~赤色でドーム状~有茎性、表面が顆粒状な小結節です。
黄色腫の専門医がいる近くの病院はありますか?
黄色腫の専門医がいる病院を見る黄色腫の薬
黄色腫は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
黄色腫の原因に高脂血症がある場合は、高脂血症の薬を使用します。
黄色腫の原因として高脂血症がある場合が多く、その場合、生活指導や高脂血症に対する薬を使用して治療します。
高脂血症薬の副作用には、
などが挙げられます。
高脂血症薬は長期間使用するため、使用中にこれらの副作用が見られた場合は、医師に相談するようしましょう。
また、皮膚症状に対しては、薬物療法ではなく、手術、レーザー照射、凍結療法を行います。
参考文献
アルフレッサファーマ株式会社.“シンレスタール 添付文書”.アルフレッサファーマ株式会社.https://pins.japic.or.jp/pdf/newPINS/00056264.pdf,(参照 2024-11-15).
宇谷 厚志ほか. 弾性線維性仮性黄色腫診療ガイドライン(2017 年版). 日本皮膚科学会雑誌. 2017, 127, 2447-2454.
関島 良樹ほか. 脳腱黄色腫症Cerebrotendinous Xanthomatosis. 日本神経学会診療ガイドライン. 2018, , .
斯波真理子ほか.“成人家族性高コレステロール血症診療ガイドライン 2022”.日本動脈硬化学会.https://www.j-athero.org/jp/wp-content/uploads/publications/pdf/JAS_FH_GL2022.pdf,(参照 2024-11-15).
対処法・セルフケア
黄色腫で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
黄色腫の皮膚症状に対しては、薬物治療よりも外科的治療が行われます。
黄色腫の原因にある高脂血症に対しては、高脂血症薬を用いた薬物療法を行いますが、皮膚症状に対しては、薬物治療よりも外科的治療が行われます。
具体的には、以下のような治療を主に行います。
手術
メスを用いて病変を切除します。合併症として、縫合箇所の皮膚のひきつれや傷跡があります。
レーザー照射
小さい病変に対して、レーザーで焼きます。傷跡が残りにくいことがメリットとして挙げられます。
凍結療法
液体窒素で病変を凍結させ、壊死させることで、病変を徐々に縮小させます。しかし、治療に時間がかかります。
黄色腫に関連するその他の質問
顔に黄色い粒ができたのですが、黄色腫ですか?
可能性はあるかもしれませんが、一概には言えません。
「顔に黄色い粒ができたのですが、黄色腫ですか?」に関しては、以下に個人の見解を記載します。
参考文献
黄色腫は体のどこにできますか?
様々な所にできます。
黄色腫では黄色の斑や丘疹・結節がみられ、その症状や機序、できやすい箇所によって以下のように多くの種類に分類されます。
- 結節性黄色腫:膝、肘、手足の指などよくこすれる部位で好発します。
- 腱黄色腫:結節性黄色腫の一種で、アキレス腱や手足膝の腱が肥厚します。
- 扁平黄色腫:盛り上がりの少ない、黄色の扁平な皮疹をきたします。
- 眼瞼黄色腫:緩やかに膨らんだ結節がまぶたの上にできます。
- 発疹性黄色腫:数mm以下の小型の黄色調丘疹が手足やお尻など全身に多発します。
- 疣状黄色腫:口の中や唇、外陰部に好発する、黄色~赤色でドーム状~有茎性、表面が顆粒状な小結節です。
黄色腫を自分で治す方法はありますか?
ありません。
黄色腫を自分で治す方法は、基本的にはありません。
黄色腫の原因として高コレステロール血症/高脂血症があることが多く、その場合、生活指導や薬で通院治療が必要です。
発疹性黄色腫は脂質異常症が治療できれば数週間で消失することもありますが、結節性黄色腫や眼瞼黄色腫は数ヶ月、腱黄色腫は数年以上を要することもあります。治療抵抗例や整容的に気になる場合は、手術が行われることもあります。
弾性線維性仮性黄色腫について教えてください。
皮膚の弾性が失われ、黄色の丘疹ができ次第にたれ下がったようになり、皮膚以外にも症状が出ることもある、遺伝性の指定難病です。
弾性線維性仮性黄色腫とは、弾性線維が変性するため主に皮膚・眼・血管の障害が出て、劣性遺伝形式で遺伝するとされる病気です。
現在約300人の患者さんが確認されています。全国にはまだ診断されていない患者さんがいると思われ、さらに増えることが予想されます。
この病気の患者さんには、細胞膜で物質を運搬するMRP6というタンパク質を作るABCC6という遺伝子に変異があることがわかっています。この遺伝子の変異で、弾性線維が切れたり石灰化が起こることで症状が出ます。
皮膚では首やワキや鼠径部の弾性が失われ、黄色の丘疹ができ、次第にたれ下がったようになります。目ではブルッフ膜という箇所に亀裂が入り、時に出血し、視力低下・視野欠損が起きます。血管障害は虚血を引き起こし、心筋梗塞や脳梗塞などのリスクとなります。消化管出血を起こすこともあります。
現在のところ有効な治療法は存在しない、指定難病です。
黄色腫と黄色肉芽腫の違いを教えてください。
名前は似ていますが、全く異なる皮膚のできものです。
黄色腫と黄色肉芽腫は、名前は似ていますが、全く異なる皮膚の病気です。
黄色腫とは、黄色の斑や丘疹、結節が見られる病気で、脂質代謝異常を伴う場合と伴わない場合があり、その症状や機序によって以下のように多くの種類に分類されます。
- 結節性黄色腫
- 腱黄色腫
- 扁平黄色腫
- 眼瞼黄色腫
- 発疹性黄色腫
- 疣状黄色腫
一方、(若年性)黄色肉芽腫では、黄色~暗赤色調で表面が滑らかな数mm~1cm大の丘疹および結節が、顔面・四肢・体幹に好発します。多くは生下時~生後数ヶ月以内に単発・多発し、通常は5~6歳までに自然退縮すると言われていますが、稀に成人でもあります。組織球・黄色腫細胞・Touton型巨細胞と呼ばれるものから成る反応性の肉芽腫という分類にあたります。神経線維腫症1型を合併する場合は、白血病を発症することがあります。
黄色腫には、コレステロールがどのように関係しますか?
黄色腫の原因が、コレステロールなどの脂質が血液中に多い、高脂血症という病気にあることが多いです。
黄色腫の原因の多くは高脂血症に由来します。高脂血症とは、血液中のコレステロールや中性脂肪などが多い状態です。
黄色腫で黄色調の結節が現れるのは、このようにたまった脂質を貪食(どんしょく)した細胞が、皮膚真皮内に多数浸潤しているためです。
しかし、すべての種類の黄色腫が高脂血症に由来するわけではなく、血液中の脂質には異常がない場合や脂質以外の代謝異常症の場合に続発して生じる場合もあります。
例えば、結節性黄色腫や眼瞼黄色腫では高脂血症が原因であることが多いですが、疣状黄色腫では、そうでない場合もみられます。
黄色腫について、医師からのよくある質問
医師からよくある質問はありますか?
「黄色腫」について医師からよくある質問の例として次のようなものがあります。
- 皮ふにコブ状のものがある、または触れますか?
黄色腫に関連する病気・症状
この記事の監修医師
阿部 吉倫
内科
2015年東京大学医学部医学科卒。東京大学医学部付属病院、東京都健康長寿医療センターで初期研修を修了。血便を放置し48歳で亡くなった患者との出会いをきっかけにデータサイエンスの世界へ。2017年5月にUbie株式会社を共同創業。2019年12月より日本救急医学会救急AI研究活性化特別委員会委員。2020年 Forbes 30 Under 30 Asia Healthcare & Science部門選出。
- 更新日
- 2026/10/27
- 公開日
- 2020/09/03