黄色腫には、コレステロールがどのように関係しますか?
黄色腫の原因が、コレステロールなどの脂質が血液中に多い、高脂血症という病気にあることが多いです。
黄色腫の原因の多くは高脂血症に由来します。高脂血症とは、血液中のコレステロールや中性脂肪などが多い状態です。
黄色腫で黄色調の結節が現れるのは、このようにたまった脂質を貪食(どんしょく)した細胞が、皮膚真皮内に多数浸潤しているためです。
しかし、すべての種類の黄色腫が高脂血症に由来するわけではなく、血液中の脂質には異常がない場合や脂質以外の代謝異常症の場合に続発して生じる場合もあります。
例えば、結節性黄色腫や眼瞼黄色腫では高脂血症が原因であることが多いですが、疣状黄色腫では、そうでない場合もみられます。
公開日:
最終更新日:
大阪府済生会泉尾病院 皮膚科
野村 祐輝 監修
(参考文献)
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黄色腫
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「黄色腫」とはどのような病気ですか?
黄色の斑や丘疹、結節がみられる病気で、脂質代謝異常を伴う場合と伴わない場合があります。
黄色腫の原因は何がありますか?
黄色腫の原因の多くは、高脂血症ですが、高脂血症を伴わない黄色腫もあります。
黄色腫ではどのような症状がありますか?
黄色腫の種類によってさまざまなパターンの皮膚症状が現れます。
黄色腫には初期症状はありますか?
黄色腫自体が高脂血症の初期症状として現れることが多いです。
黄色腫の場合、主にどのような治療をしますか?
黄色腫の治療は、代謝異常がある場合はその治療に加えて、皮膚症状に対する外科的治療を行います。
黄色腫が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
まずは皮膚科を受診するのが良いですが、その結果、内科受診もすすめられることがあります。
黄色腫が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?
皮膚に黄色様の結節が現れるなど、皮膚に異常が現れたら、皮膚科などを受診しましょう。
黄色腫のセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目や症状検索エンジン「ユビー」での質問への回答でセルフチェックができます。
黄色腫は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
黄色腫の原因に高脂血症がある場合は、高脂血症の薬を使用します。
黄色腫で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
黄色腫の皮膚症状に対しては、薬物治療よりも外科的治療が行われます。
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