自閉症スペクトラム障害と自閉症にはどんな違いがありますか?
現在では「自閉症」も「自閉症スペクトラム障害」というひとつの大きな枠組みの中に含まれます。
かつては、米国の診断基準(DSM-IV)において、「自閉性障害(いわゆる自閉症)」「アスペルガー障害」「特定不能の広汎性発達障害」などは、それぞれ別の診断名として分類されていました。しかし、これらの障害は明確に線引きできるものではなく、症状の重さや現れ方が異なる連続したひとつの障害グループ(スペクトラム)であるという考え方が主流になりました。
そのため、2013年に改訂された診断基準(DSM-5)からは、これらの診断名が統合され、「自閉症スペクトラム障害(または自閉スペクトラム症)」というひとつの診断名で呼ばれるようになりました。
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こころの港クリニック 京橋・東京駅前 精神科・心療内科
山﨑 龍一 監修
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