甲状腺乳頭癌のステージIIでは、どのような治療を行いますか?
主に手術で治療します。癌のサイズや拡がりなどリスクの大きさによって治療の内容を調整します。
甲状腺乳頭癌は、癌の大きさや転移の有無により、超低リスク・低リスク・中リスク・高リスクに分けられ、リスクによって選択する治療が異なります。
超低リスク
癌の大きさが1cm以下で、甲状腺の中だけにとどまっており、首のリンパ節や他の臓器への転移がない
低リスク
癌の大きさが1cmを超え、甲状腺の外には拡がっておらず、明らかなリンパ節転移はない、またはごく限られている
中リスク
超低リスク・低リスク・高リスクに入らない(癌がやや大きい、首のリンパ節に転移があるなど)
高リスク
癌が大きい(4cm以上)、甲状腺の外に拡がっている、3 cm以上のリンパ節転移がある、肺や骨などへの遠隔転移がある
甲状腺乳頭癌のステージⅡでは、主に手術で治療しますが、年齢によってステージ(病期分類)が異なります。55歳未満と55歳以上でステージの決まり方が変わります。
(1) 55歳未満のステージⅡ
55歳未満では、癌の大きさやリンパ節転移の有無に関係なく、肺や骨などへの遠隔転移がある場合(M1)にステージⅡとなります。
この場合、まず手術で甲状腺癌を可能な限り取り除き、状況に応じて甲状腺の全摘術やリンパ節の切除を行います。
手術後に、体に残った癌細胞や転移に対し放射性ヨウ素(RAI)治療を行うことがあります。RAI治療は、放射性ヨウ素のカプセルを服用し、甲状腺の癌細胞を体の内側から破壊して数を減らす治療法です。
(2) 55歳以上のステージⅡ
55歳以上では、遠隔転移がなく(M0)、次のような場合にステージⅡになります。
- 癌の大きさが2 cm以下(T1)または2 cm超4 cm以下(T2)で、首のリンパ節に転移がある場合
- 癌の大きさが4 cmを超える、または甲状腺の外(前頚部の筋肉)にわずかに拡がっている場合(T3)
※領域リンパ節(頸部や心臓・食道・気管のある部位のリンパ節)への転移の有無に関わらない
治療の中心は手術です。甲状腺癌の拡がりに応じて甲状腺の半分(葉切除)または全部(全摘)を切除します。手術後にRAI治療を追加することがあります。
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(参考文献)
Pepijn van Houten et al.“Differentiated thyroid carcinoma: An update”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36002346/,(参照 2026-02-13).
一般社団法人 日本内分泌外科学会.“甲状腺腫瘍診療ガイドライン 2024”..https://jaes.umin.jp/info/guidelines_guideline2024.html,(参照 2026-02-13).
.“甲状腺がんについて”.がん情報サービス..https://ganjoho.jp/public/cancer/thyroid/print.html,(参照 2026-02-13).
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公開日:
最終更新日:
医療法人社団メレガリ うるうクリニック関内馬車道 糖尿病・内分泌科
濵﨑 秀崇 監修
ユビー病気のQ&Aとは?
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