冠動脈疾患には、どのような種類がありますか?
心筋梗塞や狭心症などがあります。
冠動脈疾患には、心筋梗塞や狭心症といった種類があります。
主な冠動脈疾患としては、以下のようなものがあります。
心筋梗塞
心臓の血管である冠動脈が詰まってしまうことで、心臓の筋肉に強い障害が生じてしまった状態です。
命に関わるような状態になることもある非常に危険な病気です。
労作性狭心症
冠動脈の内側に脂分などがたまってしまうことで狭くなり、血流が低下してしまう状態です。
通常は動いたときに胸が苦しくなる症状で出現しますが、進行すると頻度が増えたり、安静時にも出現するようになります。
不安定な状態になった際には、緊急性が高くなるため、速やかな治療が必要です。
冠攣縮性狭心症
血管の筋肉が一過性に痙攣して縮んでしまうことで、血管が細くなり、血流が低下してしまう状態です。
手術は不要で内服治療で治療できることが多いですが、労作狭心症を合併することもあるため、注意が必要です。
主に夜間や早朝の安静時に胸痛が出現することが多いです。
おだかクリニック 循環器内科 副院長
小鷹 悠二 監修
(参考文献)
日本循環器学会他. “2023 年改訂版 冠動脈疾患の一次予防に関する診療ガイドライン”. . https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2023/03/JCS2023_fujiyoshi.pdf, (参照 2025-04-28).
日本循環器学会他. “慢性冠動脈疾患診断ガイドライン(2018年改訂版)”. . https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2018/10/JCS2018yamagishitamaki.pdf, (参照 2025-04-28).
日本循環器学会他. “冠攣縮性狭心症の診断と治療に関するガイドライン(2013年改訂版)”. . https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2013/10/JCS2013_ogawah_h.pdf, (参照 2025-04-28).
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