アナフィラキシー
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「アナフィラキシー」とはどのような病気ですか?
亀田総合病院 アレルギー・膠原病内科
小田 修宏 監修
アナフィラキシーとは全身性の重篤なアレルギー反応で、命に関わることもあります。
解説
ある物質に接触した後、急速に進行する全身性のアレルギー反応が起こる病気です。
多くの場合は軽いアレルギー反応から始まり、蕁麻疹のような皮膚症状や喉の違和感、息苦しさといった呼吸器症状などが現れ、数分から1時間以内に全身に進行します。
重症な場合には、呼吸停止や心停止、死に至ることもあります。
日本アレルギー学会のアナフィラキシーガイドライン2022で、診断基準が定められており、下記の2つを診断基準としています。
- 皮膚粘膜に急速に蕁麻疹や腫れが出現し、呼吸器・循環器・その他の臓器(消化管など)の1つ以上の臓器に病変がある場合
- 皮膚症状がなくても既知のアレルゲンにさらされた後、急速に進行する血圧低下または喘息発作・喉頭浮腫が出現した場合
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(参考文献)
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