残尿感とストレスは関係がありますか?
ストレスによって間接的に残尿感が生じたり悪化する可能性はあります。
ストレスは心因性の頻尿を引き起こすことがあり、それに伴い残尿感を感じることもあります。この残尿感は、ストレスの度合いや生活環境の変化によって変わる可能性があります。
ただし、残尿感の原因としては、前立腺肥大症や、膀胱炎、過活動膀胱などの病気が一般的であり、これらの器質的な病気を除外するか治療することが、心因性の頻尿の診断には重要です。
うつ病や不安症がある場合、残尿感を含む尿の症状が増えることがあり、ストレスが前立腺肥大症や、膀胱炎、過活動膀胱などの病気を悪化させたり、心因性の頻尿がこれらの病気に合併している可能性が考えられます。
残尿感が気になる場合は、泌尿器科を受診して、ストレス以外の原因となる病気を調べることが大切です。
公開日:
最終更新日:
東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学 泌尿器科
秋元 隆宏 監修
(参考文献)
日本排尿機能学会・日本泌尿器科学会. 女性下部尿路症状診療ガイドライン 第2版. リッチヒルメディカル. 2019
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