身震い発作には初期症状はありますか?
身震い発作には通常初期症状はなく、日常の活動中に突然始まります。
通常、身震い発作は明らかな初期症状もなく突然起こります。
身震い発作が初めて生じるのは、生後4 ~ 6か月頃の乳児期が多いとされています。
通常、日常の活動中に突然始まり、睡眠中に発作が起こることはありません。
身震い発作に先立つきっかけとして、興奮、フラストレーション(欲求不満)、食事、おもちゃを押し合わせるなど、特定の物事に挑戦する活動が報告されています。
頭、肩、時に体幹が不随意に(本人の意思とは関係なく)急速に震え、発作は通常数秒間続きます。
震えと同時に腕に力が入り硬くなったり、腕を曲げたり挙上することもあります。
座っているときに発作が起きた場合には、体が一方向に傾いたり、倒れたりすることもあります。
まれにボール遊びなどの活動中に子供が転倒する原因となることもあります。
発作の間、本人は一点をじっと見つめ、唇を引き締める、歯を食いしばるなどの様子がみられることもあります。
この間、周囲に気づいていないように見えますが、発作中や発作後の意識はなくなりません。
宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
(参考文献)
Jessie J Wang et al.“Shuddering attacks: A benign phenomenon in children”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33608360/,(参照 2025-04-15).
Selcan Ozturk et al.“Shuddering attacks in children: A retrospective analysis of 19 cases from a single-center in Turkey”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33621812/,(参照 2025-04-15).
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