身震い発作ではどのような症状がありますか?
身震い発作では、頭、肩、時に体幹が不随意に(本人の意思とは関係なく)急速に震えます。
身震い発作では、頭、肩、時に体幹が不随意に(本人の意思とは関係なく)急速に震えます。
寒気による「身震い」を思わせるような動きのため、身震い発作と呼ばれます。発作は通常数秒間続き、場合によっては1日に複数回起こることもあります。
発作でみられる特徴として、以下が挙げられます。
- 震えと同時に、腕に力が入り硬くなったり、腕を曲げたり挙上したりする
- 座っているときに発作が起きた場合には、体が一方向に傾いたり、倒れたりする
- まれにボール遊びなどの活動中に発作が起きた場合は、子どもが転倒する原因となる
- 発作の間、本人は一点をじっと見つめ、唇を引き締める、歯を食いしばるなどの様子がみられることもある
- 食事中や子どもが興奮しているときに起こることが多く、睡眠中に発作が起こることはありません。
発作が起こっている間は周囲に気づいていないように見えますが、発作中や発作後の意識はなくなりません。
この点が、てんかん性発作との違いです。神経学的検査や脳波の結果に異常はなく、てんかん発作やその他の神経疾患と区別されます。
宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
(参考文献)
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